6月の旬の魚10選|初夏に旨い種類と選び方・食べ方ガイド

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6月の旬の魚10選|結論と一覧表

6月は初夏ならではの白身魚と、産卵前で脂がのる青魚が同時に楽しめる魚の宝庫です。梅雨の時期に河川から海へ栄養が流れ込み、プランクトンが増えることで、多くの魚が餌をたっぷり食べて旨みを蓄えます。

まずはこの記事で紹介する10種を、ひと目でわかる早見表にまとめました。買い物の前にざっとチェックしてみてください。

6月は「梅雨イサキ」「夏アジ」「若鮎」など、6月にしか味わえない魚が主役。淡白な白身と脂ののった青魚をバランスよく楽しめる時期です。

6月の旬の魚 早見表(10種)

魚の名前タイプ主なおいしい食べ方
イサキ白身塩焼き・刺身
マアジ青魚刺身・なめろう・南蛮漬け
スズキ白身洗い・ムニエル・塩焼き
シロギス白身天ぷら・刺身
マイワシ青魚塩焼き・梅煮・つみれ
アユ川魚塩焼き
アナゴ白身天ぷら・煮穴子
カンパチ青魚(白身寄り)刺身・カルパッチョ
トビウオ青魚刺身・焼き物・つみれ
アワビ・サザエ貝類刺身・つぼ焼き

なぜ6月は魚がおいしい?

6月の海は、梅雨の雨で陸からの栄養塩が大量に流れ込み、植物プランクトンが急増します。それを餌にする小魚が増え、さらにそれを食べる中型魚も活発に動く、という連鎖が起こります。

とくに沿岸でとれる白身魚や青魚は、産卵前後で身に栄養を蓄える種類が多く、年間を通しても屈指の旨さになる時期です。スーパーや魚屋に並ぶ魚の種類が増えるのも、ちょうどこの頃です。

6月の魚介類(イサキ・アジ・アユなど)が並んだ初夏の食卓イメージ

6月の旬の魚①〜⑤|白身・青魚の主役

まずは6月を代表する5種を紹介します。スーパーでもよく見かける、選びやすく食べやすい魚たちです。

イサキ(梅雨イサキ・麦わらイサキ)

6月の魚と言えば、まずイサキを思い浮かべる人が多いほどの主役級です。産卵期直前の6〜7月に脂がのり、この時期のものは「梅雨イサキ」「麦わらイサキ」と呼ばれて珍重されます。

身は淡いピンク色で、白身ながらしっかりとした旨みが特徴です。塩焼きにすると皮目の香ばしさと身のジューシーさが引き立ちます。鮮度が良ければ刺身もおすすめです。

選ぶときは、目が澄んでいて、エラが鮮やかな赤色、体表のしま模様がはっきり見えるものが鮮度の目安になります。

マアジ(夏アジ)

マアジは1年中流通しますが、6月から夏にかけては脂がのり、いわゆる「夏アジ」として味の評価が一段上がります。背中の青い部分にツヤがあり、お腹がふっくらしているものが目安です。

新鮮なものは刺身やなめろうで、少し時間が経ったものは南蛮漬けや塩焼きで楽しめます。小ぶりの豆アジが出回るのもこの時期で、丸ごと唐揚げや南蛮漬けにすると骨まで食べられます。

マアジには良質なたんぱく質に加え、DHA・EPAなどの脂質が含まれています。とくに脂がのる夏のマアジは、刺身でその風味を味わいやすい時期です。

スズキ(セイゴ・フッコから出世)

スズキは6〜8月が旬の代表的な夏の白身魚です。成長段階でセイゴ・フッコ・スズキと名前が変わる「出世魚」としても知られています。

身はくせがなく上品な甘みがあるので、和洋中どの料理にも合います。氷水でしめる「洗い」は夏らしい涼やかな一皿になります。バターソテーやムニエル、ハーブを使ったオーブン焼きもおすすめです。

選ぶときは、銀色の体表に光沢があり、エラの内側が鮮やかな赤色のものを目安にしてください。

シロギス

シロギスは初夏から夏にかけて沿岸の浅い海で活発になる、上品な白身魚です。釣りの対象としても人気があります。透き通るような白身は淡白で、和食の繊細さがよく合います。

天ぷらは定番中の定番で、衣に包まれた身がふっくらと仕上がります。新鮮なものは刺身や昆布じめにすると、上品な甘みを楽しめます。

マイワシ

マイワシは6〜8月が「入梅イワシ」と呼ばれる脂ののる時期です。1尾あたりの値段も手頃で、家計にもやさしい青魚です。

塩焼きや梅煮、つみれ汁など、家庭で扱いやすい料理が多いのも魅力です。3枚におろした切り身を蒲焼きにしてもごはんが進みます。お腹が銀色に光り、目が澄んだものを選びましょう。

6月の旬の魚⑥〜⑩|初夏ならではの個性派

続いて、6月ならではの個性が光る5種です。普段あまり買わない人も、旬の時期ならぜひ一度試してみてください。

アユ(若鮎)

アユは6月から夏にかけて旬を迎える川魚の代表です。多くの川で6月1日に解禁日を迎えるため、6月は「若鮎」と呼ばれる若々しい個体が出回ります。

独特の香りから「香魚」とも呼ばれ、塩焼きで丸ごと食べるのが王道です。頭から尾までかぶりつくと、内臓のほろ苦さと身の上品な甘みが調和します。スーパーで養殖アユを見かけたら、初夏の風物詩としてぜひ試してみてください。

アナゴ

アナゴは6〜8月の初夏が旬で、この時期は身が厚くボリュームがあります。脂はのっていながらも、ウナギに比べてあっさりとした味わいが特徴です。

天ぷらや煮穴子、白焼きが定番で、寿司ネタとしても人気があります。スーパーでは加熱済みの開きが手に入りやすく、温め直すだけで一品になります。

カンパチ

カンパチは初夏から夏にかけて脂がのる、青魚に近い赤身寄りの魚です。ブリより身がしまっていて、刺身にしたときの歯ごたえと甘みが際立ちます。

刺身、カルパッチョ、漬け丼が定番ですが、半身を残したら翌日に照り焼きやアラ煮にしてもおいしくいただけます。柵で買うときは、血合いの色がきれいで、白い筋がくっきり見えるものを選びましょう。

トビウオ(あご)

トビウオは5月下旬から6月にかけて旬を迎えます。九州では「あご」と呼ばれ、あご出汁の原料としても有名です。脂が少なくさっぱりした白身寄りの青魚で、初夏らしい爽やかな味わいが特徴です。

刺身、塩焼き、つみれ汁などに向いています。スーパーではすり身や干物として並ぶことが多く、つみれ汁にすると上品な出汁が出ます。

アワビ・サザエ(番外編:貝類の初夏の旬)

魚ではありませんが、6月は貝類もおいしい時期です。アワビとサザエは初夏から夏にかけて旬を迎え、磯の香りを楽しめます。

アワビは刺身やステーキ、サザエはつぼ焼きが定番です。スーパーで小ぶりのものを見かけたら、塩茹でしてスライスするだけでも立派な前菜になります。少し贅沢したい日のおかずに加えてみてください。

店頭に並ぶ鮮魚(イサキ・アジ・キス)の選び方をイメージさせる写真

6月の旬の魚を選ぶときのチェックポイント

旬の魚を最大限おいしく食べるには、店頭での目利きが大切です。難しい知識は不要で、3つのポイントを押さえれば十分です。

目のにごり・透明感を見る

もっとも分かりやすいのが目です。新鮮な魚の目は黒目が澄んでいて、白目部分も透明感があります。白く濁っていたり、落ちくぼんで見えるものは鮮度が落ちているサインです。

エラの色と腹のハリ

エラブタを少し持ち上げて、内側が鮮やかな赤色をしていれば鮮度が良い証拠です。茶色っぽく変色しているものは避けたほうが無難です。お腹を軽く触れるなら、ハリがあって弾力を感じるものを選びましょう。

パック魚の場合のチェック

スーパーのパック切り身では、ドリップ(赤い液体)がトレーの底にたまっていないかを確認します。ドリップが多いものは時間が経っている可能性があります。身の色がくすんでおらず、断面のエッジが立っているものを選ぶと失敗が少ないです。

パック魚は表示の「加工日」や「消費期限」もあわせて確認しましょう。当日加工のものなら鮮度面で安心して選びやすくなります。

6月の旬の魚をおいしく食べる調理のコツ

初夏の魚は、素材の味を活かすシンプルな調理が向いています。手間をかけすぎず、塩や酢でさっぱり仕上げるのが基本です。

塩焼き・刺身で素材を活かす

イサキ・アユ・スズキ・マイワシなど、6月の代表魚はどれも塩焼きが王道です。焼く30分前に塩をふって出てきた水分をふき取ると、臭みが抜けて皮もパリッと仕上がります。

刺身は新鮮な魚が手に入ったときの一番の贅沢です。マアジやカンパチ、シロギスは、薄く切って薬味と一緒にいただくと夏らしい一皿になります。

シンプルな塩焼きこそ素材の良さがわかる料理。旬の魚なら下処理だけで十分おいしくなりますよ。

さっぱり食べる南蛮漬け・マリネ

気温が上がる6月は、酢を使ったさっぱり料理が食欲を引き出してくれます。豆アジや小イワシは丸ごと唐揚げにして、玉ねぎや人参と一緒に南蛮酢に漬けるのが定番です。

洋風にしたいときは、オリーブオイル・レモン汁・ハーブでマリネにすると、ワインにも合う一品になります。冷蔵庫で2〜3日もつので、作り置きにも便利です。

保存のコツ(冷蔵・冷凍)

魚は鮮度が命です。買ってきたらすぐに下処理をして、内臓やエラを取り除いたうえで保存するのが基本です。

魚を保存するときの基本
  • 冷蔵保存:下処理後にキッチンペーパーで水気をふき、ラップで包んで保存。1〜2日以内に食べきる
  • 冷凍保存:1切れずつラップで包み、ジップ袋に入れて空気を抜く。2〜3週間以内が目安
  • 解凍:冷蔵庫に移してゆっくり戻す。常温解凍はドリップが出やすくNG

6月の旬の魚 よくある質問

「梅雨イサキ」とはどんな魚ですか?

梅雨時期(6〜7月)に旬を迎えるイサキの呼び名です。産卵前で脂がのり、1年で最もおいしい時期とされています。「麦わらイサキ」も同じ意味で使われます。

初鰹は6月にも食べられますか?

初鰹は3〜5月頃が中心で、6月になると徐々に終盤を迎えます。地域によっては6月上旬まで初鰹が並ぶこともあるので、見かけたら早めに購入するのがおすすめです。

スーパーで6月に並ぶ魚が少ない気がします。なぜ?

流通の都合や店舗の規模によっては、旬の魚が並びにくい場合があります。鮮魚コーナーが充実したスーパーや、地域の魚屋を覗くと、イサキ・アユ・トビウオなど6月ならではの魚に出会いやすくなります。

子どもでも食べやすい6月の魚はどれですか?

骨が少なく身がやわらかいスズキやカンパチ、加熱済みのアナゴが食べやすい選択肢です。小骨が気になるイワシやアジは、つみれ汁にすると骨を気にせず食べられます。

まとめ:6月は初夏ならではの旨い魚を楽しもう

6月は梅雨イサキ・夏アジ・若鮎をはじめ、初夏ならではの魚が一斉に旬を迎える時期です。淡白な白身も、脂ののった青魚も、川魚も貝類も同時に楽しめるのは、年間を通してもこの時期ならではの贅沢です。

店頭では目とエラの色、お腹のハリをチェックしながら、その日に一番おいしそうな魚を選んでみてください。シンプルな塩焼きや刺身、さっぱりした南蛮漬けで、初夏の食卓を彩る一品にしてみましょう。

6月は1年で最も多くの魚が旬を迎える時期のひとつ。お気に入りの一尾を見つけて、初夏ならではの味わいを食卓に取り入れてみてください。

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