プロテインを始めたいけれど、シェイカーに数千円かけるのはためらう。そんなときに候補になるのが100円ショップのシェイカーです。ただ、売り場で実物を見ても「容量はどれくらい必要なのか」「フタから漏れないのか」で迷いがちです。
この記事では、ダイソー・セリア・キャンドゥの3社で買えるシェイカーを、容量・目盛り・フタの構造・洗いやすさという道具としての使い勝手で比べます。先に結論をお伝えすると、フタから漏れにくく洗うのがラクなのはセリア、たっぷり作れて飲み口キャップが選べるのはダイソーという住み分けです。混ぜ方の手順、ニオイをためないお手入れ、売り場の探し方までまとめました。
100均にプロテインシェイカーは売ってる?
結論から言うと、ダイソー・セリア・キャンドゥの3社すべてでプロテインシェイカーが手に入ります。価格は110円(税込)が中心で、商品によって330円・550円などの価格帯が混じることもあります。まずはプロテインを試してみたいという方にぴったりです。
各店舗で取り扱っている商品は少しずつ特徴が異なります。ここでは主な商品をひとつずつ紹介していきます。
選ぶときに見るポイントは大きく3つです。1回に作る量に合う容量か、粉を入れやすい広口か、フタが飲み口キャップ付きの二重構造かどうか。3社とも110円中心の価格帯なので、値段より「自分の飲み方に合うフタと容量か」で絞ると失敗が減ります。
ダイソーのプロテインシェイカー
ダイソーでは「マルチシェイカー」という商品名で販売されています。容量は約500mlと100均のなかでは大きめで、10ml刻みの目盛り付き。飲み口キャップが付いているタイプもあり、そのまま飲みやすい設計です。
ただし、フタの構造がシンプルなため、しっかり閉めないと液漏れする可能性があります。使用前にフタをきちんと押し込むのがポイントです。
ダイソーの通販サイトに掲載されている商品情報では、内容量500mL、本体はポリプロピレン、キャップはポリエチレンと記載されています(2026年8月時点の表記です。店頭で扱う商品や在庫は時期によって変わります)。
500mLは、水と粉を入れてもまだ空間が残る容量です。振ったときに中身が動くすき間があるほど粉はほぐれやすくなるので、氷を足したい人や1回に多めに作りたい人はこのサイズが向きます。飲み口キャップ付きのタイプなら、フタ全体を外さずに一口ずつ飲めます。
セリアのプロテインシェイカー
セリアではそのまま「プロテインシェイカー」の名前で販売されています。容量は約400mlで、10ml刻みの目盛り付き。広口設計で粉を入れやすく、洗うときも手が入りやすいのが魅力です。
フタの表面に凸凹加工が施されていて、濡れた手でもしっかりグリップできます。フタがしっかり閉まる構造で、100均シェイカーのなかでは安定感のある商品です。
広口タイプの利点は、洗うときにスポンジを持った手がそのまま底まで届くことです。プロテインは底の角に残りやすいため、手を入れて直接こすれる形かどうかは、毎日使うほど差になります。
400mLは、水150〜200mlで作ったところに氷を数個足しても余裕がある容量です。カバンの側面ポケットに収まる太さの商品が多く、職場やジムへ持ち出す前提ならこのくらいが扱いやすいサイズです。
キャンドゥのプロテインシェイカー
キャンドゥでもプロテインシェイカーを取り扱っています。デザインや色のバリエーションが豊富で、見た目にこだわりたい方には選びやすいラインナップ。容量は300〜400ml前後のものが多い傾向です。
店舗によって品揃えに差があるので、お目当てのものがあれば事前に在庫を確認しておくと安心です。
100円ショップの生活雑貨は入れ替わりが早く、同じチェーンでも店舗の規模によって置いている種類が変わります。色柄の展開が広い商品ほど「前に見たものが次は無い」ということが起こりやすいので、気に入った柄があれば見つけたときに確保しておくのが確実です。
色や柄の付いたボトルは見た目が楽しい一方で、不透明だと中身の残量や洗い残しが見えにくくなります。毎日使ってニオイや汚れを確かめたいなら、半透明で中が見えるタイプを1本持っておくと管理しやすくなります。

100均プロテインシェイカー3社比較
「結局どれがいいの?」と迷う方のために、3社の主な商品を比較表にまとめました。
| 項目 | ダイソー | セリア | キャンドゥ |
|---|---|---|---|
| 商品名 | マルチシェイカー | プロテインシェイカー | プロテインシェイカー |
| 容量 | 約500ml | 約400ml | 約300〜400ml |
| 価格(税込) | 110円〜 | 110円 | 110円 |
| 目盛り | 10ml刻み | 10ml刻み | あり |
| 液漏れしにくさ | △ | ◎ | ○ |
| 飲み口キャップ | あり(一部商品) | なし | なし |
表の内容は2026年8月時点で確認できる情報をもとにした目安です。100円ショップの商品は改良や入れ替わりがあるため、容量や仕様は購入時にパッケージ表示で確かめてください。
容量と目盛りの違い
プロテイン1回分の目安は水150〜200mlが一般的。セリアの400mlでも余裕がありますが、一度にたっぷり飲みたい方や氷を入れたい方はダイソーの500mlが向いています。
目盛りはどの店舗の商品にも付いているので、水の量を毎回きちんと計りたい方も安心です。
サイズの目安はこう考えると選びやすくなります。200mL前後の小さめタイプは水150mlほどで濃いめに作って一気に飲む人向け、300〜400mLは氷や牛乳を足す余裕がほしい人向け、500mLは多めに作る人や氷でボリュームを出したい人向けです。中身の入っていないすき間が3割ほどあると振りやすく、粉もほぐれやすくなります。
目盛りはml(体積)の表示なので、大さじや重さで書かれたレシピを再現したいときは換算が必要です。調味液を作るときは、次の換算表が手元にあると計量スプーンを出さずに済みます。

液漏れしにくいのはどれ?
液漏れしにくさではセリアが一歩リード。フタの密閉性が高く、普通にシェイクする分にはまず漏れません。
ダイソーのマルチシェイカーはフタの締めが甘いと漏れやすい構造です。使い始めにフタの閉まり具合を確認しておくのがおすすめです。キャンドゥは商品によって差がありますが、概ね問題ないレベルでしょう。
漏れの原因は、フタそのものよりネジ山や溝に粉が挟まっていることのほうが多くあります。粉を入れるときにフチにこぼれた分をそのまま噛み込むと、締めたつもりでもわずかなすき間ができます。閉める前にフチを指でひとなでしておくだけで、この失敗はかなり防げます。
持ち歩くときは、横倒しにせず立てて入れるのが基本です。振ったあとはフタの内側まで泡が回るので、飲む前に縁を軽く拭いておくと、カバンの中でじわりと染み出すのを防げます。
デザイン・持ちやすさ
セリアはフタの凸凹加工で滑りにくく、濡れた手でも持ちやすい作りです。ダイソーは飲み口付きタイプがあり、ジムでの使用にも便利。キャンドゥはカラー展開が豊富なので、好みの色を選べる楽しさがあります。
持ちやすさは、直径と表面の加工でほぼ決まります。手が小さい人や片手で振りたい人は、太いボトルより細めのほうが安定します。濡れた手で扱う道具なので、つるつるした円筒形より、凹凸やくびれのある形のほうが滑りにくくなります。
置き場所も選ぶ基準になります。500mLタイプは高さがあるぶん、車のドリンクホルダーや冷蔵庫のドアポケットに入らないことがあります。持ち出し先が決まっているなら、実際に置く場所の高さを測ってから買うと失敗しません。
100均シェイカーと専用シェイカーの違い
「100均のシェイカーで本当に大丈夫?」と不安に感じる方もいるかもしれません。専用シェイカーとの違いを整理しておきましょう。
比べる軸は4つあります。混ざりやすさ、フタの密閉性、耐久性、そして容量やサイズの選択肢です。専用品は数百円から2,000円台まで幅があり、ブレンダーボールやメッシュが付いていたり、フタのパッキンを交換できたりと、長く使う前提の作りになっています。
逆にいえば、週に数回しか使わない・まず試したいという段階では、その作り込みが必要ないこともあります。使う頻度と、これから続くかどうかを基準に考えると、どちらを選ぶべきか判断しやすくなります。
メリット(コスパ・手軽さ)
100均シェイカーのメリット
- 110円から買えるので気軽に試せる
- 壊れても買い替えのハードルが低い
- 旅行用・職場用などサブとして持つのに最適
- プロテインを続けられるか分からない初心者に向いている
まず1つ試してみて、プロテインが習慣になったら専用品にステップアップする、という使い方もできます。
見落とされがちなのが「予備を持てる」点です。洗って乾かしている間にもう1本使える、職場に置きっぱなしにできる、家族で1人1本にできる。110円だからこそ成り立つ使い方があります。
デメリット(耐久性・混ざりやすさ)
100均シェイカーのデメリット
- ブレンダーボール(バネ)が付いていないので粉が残りやすい
- 長期間使うとフタのパッキンが劣化しやすい
- プラスチックにニオイが移りやすい
もうひとつ知っておきたいのが、パーツ単位の交換ができないことです。フタだけ・パッキンだけを買い足せないので、どこか1か所が傷むと丸ごと買い替えになります。とはいえ本体が110円なので、買い替えにかかる金額は専用品の交換パーツ代とそれほど変わらないこともあります。
専用シェイカーには金属製のブレンダーボールが入っていて、振るだけでダマなく混ざる仕組みになっています。100均のシェイカーにはこれが付いていないため、混ぜ方にひと工夫が必要です。次の章で詳しく紹介します。
100均シェイカーを上手に使うコツ
100均のシェイカーでもコツを押さえればダマなくおいしく飲めます。ちょっとした工夫で使い勝手がグッと良くなりますよ。
うまく混ざらない原因は、たいてい「入れる順番」「振り方」「水の量」の3つのどれかです。専用シェイカーならボールが解決してくれる部分を、100均のシェイカーでは手順でカバーすると考えると分かりやすくなります。
水の量にも下限があります。粉に対して水が少なすぎると、どんな振り方をしても溶け残りが出ます。表示より少ない水で濃いめに作りたいときは、粉のほうも一緒に減らすのが確実です。
ダマにならないシェイクのコツ
シェイカーに水(または牛乳)を先に注ぎます。粉を先に入れると底に固まってダマになりやすくなります。
水の上からプロテインパウダーを加えます。広口のセリア製なら粉がこぼれにくく作業がスムーズです。
フタをしっかり閉めたら、時計の振り子のようにゆっくり大きく振ります。激しく振ると泡立ちすぎるので注意してください。20〜30秒ほど振れば十分です。
ブレンダーボール(シェイカーボール)は100均で買える?
プロテインシェイカーに入っている金属製のバネやボールは、ブレンダーボール(シェイカーボール)と呼ばれます。100円ショップで単品を探す人は多いのですが、取り扱いは店舗や時期によって差があり、いつでも買える定番品とは言えません。手に入らなくても、混ぜ方を変えれば粉は十分にほぐれます。
- 前のステップで触れた、氷を2〜3個入れて振る方法がいちばん手軽
- 先に少量の水で粉を溶いてペースト状にし、あとから残りの水を足す
- 粉を2回に分けて入れ、その都度10秒ほど振る
- ボトルを軽く寝かせ、底に粉がたまらない角度で振る
金属製のボールを自分で用意して入れる場合は、角のない形のものを選び、使うたびに取り出して乾かしてください。プラスチックの内側に細かい傷が増えると、その溝に汚れが残ってニオイの原因になります。
ニオイを防ぐお手入れ方法
プロテインのタンパク質は放置するとニオイの原因になります。使ったらすぐに洗うのが鉄則です。
- 使用後はなるべく早く水ですすぐ(外出先ならサッと水を入れておくだけでもOK)
- 食器用洗剤とスポンジで洗い、フタのミゾもしっかりこする
- ニオイが気になったら重曹水(水500mlに重曹小さじ1)に30分つけ置き
- 乾かすときはフタを外して、風通しのよい場所で逆さにして乾燥
洗剤で落ちないときは、段階を上げていきます。まず食器用洗剤とスポンジ、次に上で紹介した重曹のつけ置き、それでも残るならキッチン用の塩素系漂白剤を表示どおりに薄めて短時間だけつける、という順番です。いきなり漂白剤に頼ると、プラスチックが白くくすむことがあります。
熱湯で洗うのは避けてください。タンパク質は熱で固まる性質があるため、こびり付きがかえって落ちにくくなります。フタは本体より耐熱温度が低い商品もあるので、洗うのはぬるま湯までにとどめるのが安全です。

プロテイン以外の使い方もおすすめ
100均シェイカーはプロテイン専用にしておくのはもったいないアイテム。目盛り付きのシェイカーはキッチンでも大活躍します。
目盛り付きで密閉できる容器は、キッチンでは小さな計量カップ兼ミキサーとして使えます。少量の液体を量って、そのまま振って混ぜて、注げる。この3つが1本で完結するのが便利なところです。
プロテイン用と食品用を兼ねるなら、ニオイ移りを避けるために2本目を用意して用途を分けるのがおすすめです。110円なら、用途別に持っても負担になりません。
スムージー・ドリンク作り
粉末の青汁やスムージーパウダーを溶かすのにも便利です。コップでスプーン混ぜするよりずっとダマなく仕上がります。粉末タイプのスポーツドリンクを作るのにもちょうどいいサイズ感です。
粉末のスポーツドリンクは、袋の表示どおりの水量で作るのが基本です。目盛りがあれば、500mL用の粉を半分だけ使って少量作る、といった調整も計算しやすくなります。味を薄めたいときは粉ではなく水の量で調整すると、甘さと塩けのバランスがぶれにくくなります。

牛乳や豆乳で作るドリンクは泡立ちやすいので、口いっぱいまで入れず8分目で止めておくと吹きこぼれません。冷凍フルーツを使う場合は、小さくカットしたものを少量だけにしてください。シェイカーはミキサーではないので、大きな塊は砕けません。
ドレッシング・ソース作り
オリーブオイルとお酢、塩コショウを入れてシェイクすれば、自家製ドレッシングが簡単に完成します。目盛りがあるので分量を量る手間もありません。
基本の割合は、油2に対して酢1。そこへ塩とこしょうを少々加えて振ると、白っぽくとろりとした状態にまとまります。時間が経って分離しても、飲む前に振り直すのと同じ要領でもう一度振れば元に戻せます。

味を変えたいときは、塩こしょうをハーブ入りの塩に替えるだけでも印象が変わります。仕上がりを左右するのは塩の種類なので、手持ちの調味料で試してみてください。

パンケーキの生地を混ぜたり、マリネ液を作ったりと、使い道は意外と広がります。
作った調味液は冷蔵庫で保存し、2〜3日を目安に使い切ります。生のにんにくや玉ねぎを加えたものは日持ちが短くなるので、その日のうちに食べきる量だけ作るのが安全です。
マリネ液に漬けた肉を低温調理器で仕上げたいときは、水を張る容器も100円ショップでそろえられます。耐熱温度や深さなど、容器を選ぶときの注意点はこちらにまとめています。

よくある質問
- 100均のプロテインシェイカーは食洗機で洗える?
-
素材はポリプロピレンが多く、耐熱温度は100〜120℃程度です。ただし製品によって異なるため、食洗機の高温モードでは変形のおそれがあります。手洗いが無難です。
- ダイソーとセリア、どちらがおすすめ?
-
液漏れしにくさと使いやすさを重視するならセリアがおすすめ。大容量が欲しい方や飲み口キャップが便利と感じる方はダイソーが合っています。
- 100均シェイカーでプロテインはちゃんと混ざる?
-
先に水を入れてからゆっくりシェイクすれば十分混ざります。ダマが気になる場合は氷を入れると改善します。
- プロテインシェイカーは何売り場にある?
-
ダイソーではキッチン用品コーナーやスポーツ用品コーナーに置かれていることが多いです。セリアも同様にキッチン用品の棚に並んでいます。見つからない場合は店員さんに聞いてみてください。
- 粉を外出先に持って行くときはどうする?
-
粉と水は分けて持つのが基本です。1回分をチャック付きの小袋や小さな容器に移し、飲む直前にシェイカーへ入れて水を足します。粉を入れたまま何時間も持ち歩くと、湿気を吸って固まったり、フタの内側に付いた粉が湿ってニオイのもとになったりします。

まとめ
プロテインシェイカーは100均のダイソー・セリア・キャンドゥで手軽に購入できます。110円から買えるので、プロテイン初心者や予備用のシェイカーとしてもおすすめです。
なかでもセリアのプロテインシェイカーは液漏れしにくく、広口で使いやすいのが特長。大容量を求めるならダイソーのマルチシェイカーが向いています。
水を先に入れる・ゆっくりシェイクする・使用後はすぐ洗うなど、ちょっとしたコツを押さえれば100均シェイカーでも快適にプロテイン生活を始められます。まずは気になるお店で1つ手に取ってみてはいかがでしょうか。
選ぶときの要点をもう一度整理します。
- 漏れにくさと洗いやすさを優先するなら、セリアの広口タイプ
- 量を作りたい・氷を入れたいなら、ダイソーの500mLタイプ
- 色や柄で選ぶならキャンドゥ。残量を見たいなら半透明のものを
- ブレンダーボールが無くても、入れる順番と氷でカバーできる
- ニオイ対策は洗い方より、飲んだあと放置しないことが効く
最初の一歩は、行きつけの100円ショップでフタの形を見比べることです。飲み口キャップが要るか、広口で洗いやすいか。この2点さえ決めてしまえば、あとは110円で試して、合わなければ別のタイプに替えるだけです。
