鶏ガラスープの作り方|臭みなし黄金スープのコツと活用法

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ラーメンや中華スープのベースに欠かせない鶏ガラスープ。お店のような透き通った黄金色のスープを、自宅で作ってみたいと思ったことはありませんか。

鶏ガラスープは、いくつかのコツさえ押さえれば家庭でも本格的に仕上がります。逆に下処理を雑にすると、生臭くて濁ったスープになってしまうのも事実です。

この記事では、鶏ガラの下処理から煮込み方、透き通らせるコツ、鶏ガラがないときの代用レシピ、保存・活用法まで一通りまとめました。はじめての方でも失敗しにくい手順で解説します。

市販の「鶏ガラスープの素」とは別物の、奥行きのある味になりますよ。

目次

鶏ガラスープとは?市販の素との違い

鶏ガラスープとは、鶏の骨(ガラ)を煮出して旨味を抽出した出汁のことです。ラーメン・中華スープ・鍋・炊き込みご飯など、和洋中を問わず幅広く使えます。

鶏ガラスープと「鶏ガラスープの素」の違い

同じ名前でも、自家製の鶏ガラスープと市販の「鶏ガラスープの素」は中身が大きく異なります。市販品は塩分や調味料で味を調えた顆粒タイプが主流で、手軽さが魅力です。

一方、鶏ガラから取ったスープは、塩分が少なく旨味とコクの層が厚いのが特徴です。料理に合わせて味付けを調整できる自由度の高さが、自家製ならではの強みといえます。

使い分けの目安

毎日の時短料理には市販の素、ラーメンや特別な日のスープには自家製、と分けると無理なく続けられます。

自分で作るメリット

鶏ガラから作る一番のメリットは、味と塩分を自分でコントロールできることです。余計な添加物を使わず、好みの濃さに調整できます。

  • 塩分・味付けを自由に決められる
  • 鶏ガラは安価で、まとめて作って冷凍できる
  • コラーゲン由来のとろみとコクが出る

鶏ガラは精肉店やスーパーの精肉コーナーで、1羽分が比較的安く手に入ります。コスパの面でも見逃せません。

鶏ガラスープの作り方|基本の手順

鶏ガラスープ作りで結果を左右するのは、ずばり「下処理」と「火加減」です。この2つを丁寧に行えば、家庭でも臭みのない澄んだスープに仕上がります。順番に見ていきましょう。

鍋で鶏ガラを煮込んでいる様子(湯気と黄金色のスープ)

材料(鶏ガラ・香味野菜)

基本の材料はとてもシンプルです。香味野菜は臭み消しと風味づけの役割を果たします。

材料分量の目安役割
鶏ガラ1〜2羽分旨味のベース
1.5〜2L鶏ガラがかぶる量
長ねぎ(青い部分)1本分臭み消し
しょうが1かけ臭み消し
にんにく1かけ(好みで)風味づけ

玉ねぎやにんじん、セロリを加えると、より洋風寄りの優しい味わいになります。手元にある香味野菜で柔軟に調整して構いません。

① 鶏ガラの下処理(臭み取りが最重要)

下処理は鶏ガラスープの味を決める最重要工程です。鶏ガラには血合いや内臓の一部が残っていることが多く、これが生臭さの原因になります。

STEP
流水で洗う

鶏ガラを流水にあて、骨の内側や関節部分まで指でこすりながら洗います。背骨まわりの黒っぽい部分(腎臓)や血の塊は、特にていねいに取り除きましょう。

STEP
ぶつ切りにする

大きい鶏ガラはキッチンばさみや包丁でぶつ切りにします。断面が増えることで、骨の旨味がスープに出やすくなります。

STEP
下ゆで(湯通し)する

鍋にたっぷりの湯を沸かし、鶏ガラを1〜2分ゆでてからザルにあげます。出てきたアクや汚れを洗い流すと、臭みがぐっと減ります。

下ゆでをひと手間加えるだけで、仕上がりの澄み具合がはっきり変わります。面倒でも省略しないのがおすすめです。

② 弱火でコトコト煮込む

下処理を終えた鶏ガラを鍋に戻し、かぶるくらいの水と香味野菜を加えて火にかけます。ここでの火加減が、透明感を左右する大きなポイントです。

最初は中火で温め、沸騰直前で弱火に落とします。グラグラと強く沸騰させると、脂と旨味が乳化してスープが白く濁ってしまうためです。表面がふつふつする程度をキープしましょう。

③ アクと脂を取りながら仕上げる

煮込み始めると、表面に灰色のアクが浮いてきます。最初の15〜20分はこまめにアクをすくい取ってください。アクを残すと雑味や濁りの原因になります。

その後は弱火で1時間〜1時間半ほど煮込みます。アクが落ち着いたら、最後にザルやキッチンペーパーでこして完成です。

ふたはしない

ふたをすると蒸気がこもり、生臭さが抜けにくくなります。煮込み中はふたを開けたまま、じっくり火を入れましょう。

透き通る黄金スープにする3つのコツ

お店のような透明感のあるスープにするには、3つのポイントを守るだけで十分です。難しい技術は必要なく、火加減と手間のかけ方が決め手になります。

沸騰させず弱火を保つ

透明なスープの最大のコツは、絶対に強く沸騰させないことです。グツグツ煮立てると、脂と水分が混ざり合って白濁します。表面が静かに揺れる程度の弱火を、最後まで維持しましょう。

ふたをしない

ふたをして密閉すると、鶏ガラ特有のにおいがスープに戻ってしまいます。湯気を逃がすことで臭みが飛び、すっきりとした味に仕上がります。

香味野菜とアク取りのタイミング

香味野菜は煮込みの最初から入れて構いませんが、にんにくなど香りの強いものは後半に加えると主張しすぎません。アク取りは序盤に集中させるのがコツです。

「弱火・ふたなし・序盤のアク取り」。この3つを覚えておけば失敗しにくいです。

鶏ガラがないときの代用レシピ

鶏ガラが手に入らないときも、身近な鶏肉でうま味のあるスープが作れます。鶏ガラほど本格的ではありませんが、手軽さでは上回ります。

鶏手羽先・手羽元で作る

もっとも鶏ガラに近い味が出せるのが手羽先・手羽元です。骨と皮、ゼラチン質が多く、コクのあるスープになります。

下処理は鶏ガラと同様に、さっと下ゆでしてから使います。手羽先6〜8本に水1.5Lと香味野菜を加え、弱火で40分〜1時間煮込めば十分です。煮込んだ肉はそのまま料理に活用できます。

鶏もも肉・むね肉で作る

骨なしの鶏もも肉・むね肉でも、軽めのスープが取れます。あっさりした仕上がりで、和風スープや雑炊にも合います。

むね肉はパサつきやすいので、ゆですぎに注意しましょう。火を止めて余熱で火を通すと、肉もしっとり仕上がり一石二鳥です。

鶏ガラスープの保存方法と活用レシピ

鶏ガラスープは一度にまとめて作り、保存しておくと便利です。作りたての旨味を逃さないよう、正しく保存しましょう。

冷蔵・冷凍での保存期間

粗熱を取ってから清潔な容器に移し、冷蔵・冷凍で保存します。目安は次のとおりです。

  • 冷蔵:2〜3日以内に使い切る
  • 冷凍:約2〜3週間(製氷皿で小分け冷凍すると使いやすい)

保存前にしっかり冷ますことと、再加熱の際は中心までよく加熱することが、安全に使うためのポイントです。長期保存には冷凍が向いています。

ラーメン・スープ・炊き込みご飯への活用

取った鶏ガラスープは、さまざまな料理のベースになります。塩や醤油で味を調えるだけで、ぐっと本格的な味わいになります。

  • ラーメン・タンメンのスープ
  • 中華スープ・わかめスープ・春雨スープ
  • 炊き込みご飯やリゾットの炊き汁
  • 鍋料理や雑炊のだし

炊き込みご飯に使うと、水で炊くより一段とコクが増します。だしの活用に興味があれば、次の記事も参考にしてみてください。

よくある質問

鶏ガラスープが白く濁ってしまいました。原因は?

強く沸騰させたことが主な原因です。脂と水分が乳化して白濁します。次回は沸騰直前で弱火に落とし、表面がふつふつする程度を保ってください。

鶏ガラの臭みが残るときの対処法は?

下処理での血合い除去と下ゆでが不十分な可能性があります。長ねぎの青い部分やしょうがを増やし、ふたをせずに煮込むと臭みが抜けやすくなります。

圧力鍋で作っても大丈夫ですか?

短時間で旨味を抽出できますが、透明感はやや出にくくなります。澄んだスープを優先するなら弱火でじっくり、時短重視なら圧力鍋と使い分けるとよいでしょう。

まとめ

鶏ガラスープは、下処理と火加減さえ押さえれば家庭でも本格的に作れます。難しい道具は要らず、コツはとてもシンプルです。

この記事のポイント

下処理(血合い除去・下ゆで)で臭みを取り、弱火・ふたなし・序盤のアク取りで透き通らせる。鶏ガラがなければ手羽先で代用でき、余ったスープは小分け冷凍で活用できます。

はじめは少量から試して、自分好みの濃さや香りを見つけてみてください。一度コツをつかめば、毎日の料理の幅がぐっと広がりますよ。

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