コリコリとした食感が魅力の砂肝。でも、買ってきたまま調理すると「なんだか硬い部分がある」「少し臭みが気になる」と感じたことはありませんか。その原因の多くは、砂肝についている「銀皮(ぎんぴ)」という硬い膜にあります。
この記事では、砂肝の下処理について、銀皮の取り方を包丁あり・包丁なしの両方でわかりやすく解説します。切り方や茹で方、保存のコツまでまとめたので、初めての方も安心して取り組めます。

砂肝の下処理は必要?しないとどうなる
砂肝の下処理は、必ずしも全工程が必須というわけではありません。ただし、食感や仕上がりを良くしたいなら「銀皮を取る」工程はしておくのがおすすめです。まずは、なぜ下処理をするのかを知っておきましょう。
下処理する理由(銀皮・コリコリ食感・臭み)
砂肝には、白っぽくて硬い「銀皮」と呼ばれる部分があります。これは砂肝の左右についている筋のような膜で、加熱しても硬さが残りやすい部分です。
銀皮を取り除くと、口当たりが良くなり、砂肝本来のコリコリ食感を楽しみやすくなります。また、表面の汚れや水分をふき取ることで、気になりやすいクセもやわらげられます。

銀皮って取らなきゃダメ?と迷いますが、調理法によって取る・取らないを選べばOKですよ。
下処理しないと残る「硬い部分」とは
下処理をしないまま調理すると、銀皮の部分だけが噛み切りにくく残ることがあります。特に炒め物や揚げ物では、この硬さが目立ちやすくなります。
一方で、煮込みやスープのようにじっくり加熱する料理なら、銀皮が気になりにくいこともあります。料理に合わせて、下処理の程度を調整するのがコツです。
炒め物・揚げ物・焼き物など、食感をはっきり楽しむ料理は銀皮を取るのがおすすめです。長く煮込む料理なら、銀皮を残しても気になりにくくなります。
砂肝の下処理(銀皮)の取り方|包丁を使う方法
包丁を使う方法は、銀皮をしっかり取り除けるのが利点です。やり方は大きく2つあり、「削ぎ取る方法」と「切り込んで引っ張る方法」があります。自分のやりやすい方を選んでください。


削ぎ取る方法
銀皮の面をまな板につけて置き、包丁をまな板と平行になるように寝かせて入れます。そのまま身と銀皮の間に刃を滑らせ、銀皮を薄く削ぎ取るイメージです。
砂肝は左右に膨らんだ形をしているので、ふくらみの間にある白い膜の部分を狙うのがポイントです。慣れると左右の銀皮を手早く処理できます。
中央のくびれた部分に包丁を入れ、左右2つに切り分けます。これで銀皮の位置がわかりやすくなります。
白い銀皮の面をまな板側にして置きます。身の丸い面が上を向いた状態です。
包丁を寝かせ、身と銀皮の境目に刃を入れて薄く削ぎ取ります。反対側の銀皮も同様に処理します。
切り込んで引っ張る方法
もう一つは、銀皮の境目に切り込みを入れてはがす方法です。白い部分に向かって、身の半分から3分の2ほどまで浅く切り込みを入れます。
切り込んだあと、切り離した銀皮を包丁の先で軽く押さえて固定し、身のほうを持って引っ張るとペリッとはがれます。包丁を入れる深さに慣れると、無駄なく取り除けます。
包丁なしで銀皮を取る方法
包丁の扱いが苦手な方や、手早く済ませたい方には包丁なしの方法もあります。竹串やキッチンペーパーを使えば、刃を使わずに銀皮をむくことができます。
竹串・キッチンペーパーを使うやり方
竹串を使う場合は、銀皮の端を竹串でしっかり押さえ、反対側に向かって身からはがすように引いていきます。手で直接持つよりも滑りにくく、力を入れやすいのが利点です。
キッチンペーパーで砂肝を包んで持つと、表面の水分が取れて手が滑りにくくなります。銀皮の端をつまんで引っ張れば、包丁なしでもある程度きれいにむけます。
砂肝の表面の水分をしっかりふき取ってから始めると、手や竹串が滑りにくくなります。冷えてかたく締まった状態のほうが、銀皮の端をつまみやすくなります。
砂肝の切り方と茹で方
銀皮を取り終えたら、料理に合わせて切り方と加熱方法を選びます。切り方ひとつで火の通りや食感が変わるので、覚えておくと便利です。
食べやすい切り方
炒め物や焼き物にする場合は、表面に格子状の切り込み(飾り包丁)を入れると、火が通りやすく味もなじみやすくなります。砂肝の丸い面に、浅く斜めの切り込みを数本入れる方法です。
そのまま使うときは、ひと口大に切り分けます。厚みのある部分は半分に切ると、火の通りが均一になります。
- 炒め物・焼き物:飾り包丁を入れてから加熱する
- 揚げ物:ひと口大に切りそろえる
- 煮込み・スープ:大きめのまま使うと食感が残りやすい
茹で時間の目安(コリコリに仕上げるコツ)
砂肝を茹でる場合は、沸騰したお湯に入れて火を少し弱めて加熱します。コリコリ感を残したいときは茹ですぎないのがポイントで、火が通りすぎると硬くパサつきやすくなります。
茹で時間の目安は、切れ目を入れたものなら2〜3分、丸ごとなら4〜5分ほどです。大きさによって変わるため、一つを取り出して切り、中心まで色が変わっているかを確認すると失敗しにくくなります。グラグラと強く茹で続けないようにしましょう。



茹でたお湯にしょうがやねぎを少し加えると、風味よく仕上がりますよ。
下処理した砂肝は、鶏のうまみを活かしたスープやおつまみにも使えます。鶏のだしを使った料理と組み合わせると、献立の幅が広がります。


下処理した砂肝の保存方法
下処理した砂肝は、使い切れない分を冷蔵・冷凍で保存できます。早めに使う分は冷蔵、長く置く分は冷凍と、使い分けるのがおすすめです。
冷蔵・冷凍の日持ちと解凍
冷蔵する場合は、水気をしっかりふき取ってから保存容器やポリ袋に入れ、空気を抜いて密閉します。砂肝は傷みやすい食材なので、冷蔵なら早めに使い切るのが安心です。
長く保存したいときは冷凍が向いています。下処理して水気をふき取り、小分けにして平らにして冷凍すると、使う分だけ取り出せて便利です。解凍は冷蔵庫に移してゆっくり戻すと、ドリップ(うまみ汁)が出にくくなります。
保存前に水気をふき取ることが、おいしさを保つ基本です。冷凍するときは1回分ずつ小分けにして、できるだけ空気に触れないように包むと品質が落ちにくくなります。
もつ系の下処理に興味がある方は、こちらの記事も参考になります。


よくある質問
- 砂肝の下処理は絶対に必要ですか?
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必須ではありませんが、銀皮を取ると食感が良くなります。炒め物や揚げ物では取るのがおすすめで、長く煮込む料理なら残しても気になりにくいです。
- 銀皮は食べても大丈夫ですか?
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食べても問題ありません。ただし加熱しても硬さが残りやすいため、食感が気になる場合は取り除くとよいでしょう。
- 砂肝の臭みが気になります。どうすればいいですか?
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表面の水気をしっかりふき取ること、茹でる際にしょうがやねぎを加えることで、クセをやわらげやすくなります。
- 下処理した砂肝はどのくらい日持ちしますか?
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砂肝は傷みやすいため、冷蔵では早めに使い切るのが安心です。長く保存したいときは小分けにして冷凍しましょう。
まとめ
砂肝の下処理は、硬い「銀皮」を取り除くのが基本です。包丁で削ぐ・切り込んで引っ張る方法のほか、竹串やキッチンペーパーを使えば包丁なしでも処理できます。
食感を楽しむ料理は銀皮を取り、煮込み料理なら残してもOK。茹ですぎずコリコリ感を残し、保存は水気をふき取って小分け冷凍が基本です。
下処理をひと手間加えるだけで、砂肝のコリコリ食感がぐっと引き立ちます。料理に合わせて方法を選び、おいしい砂肝料理を楽しんでください。









