12月が旬の果物8選|選び方・保存・おいしい食べ方ガイド

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12月の果物売り場は、一年のうちでいちばん「行事」に左右される売り場です。冬至のゆず、クリスマスのいちご、お歳暮のりんごや洋なし、そして鏡餅に添えるみかんや串柿。旬の果物が多いうえに、使う日が先に決まっているものが重なります。気づけば冬至の前日にゆずが売り切れていた、ということも起こりがちです。

この記事では、12月が旬の果物8種の特徴と選び方を、行事の日付と合わせて整理しました。保存日数の目安、年末年始に家を空ける前の段取り、余りがちなゆずの使い回し方まで扱います。12月は「いつ使うか」から逆算して買う日を決めると、食べ頃を逃しません。

目次

12月が旬の果物とは?行事と贈答に合わせて選ぶ月

12月は、二十四節気の大雪(12月7日ごろ)と冬至(2026年は12月22日)を含む、冬の本番の入り口です。果物では柑橘の種類が増え、春が本来の旬であるいちごも、ハウス栽培のものが数をそろえてきます。

もうひとつの特徴は、使う日が先に決まっている果物が多いことです。ゆずは冬至、いちごはクリスマス、鏡餅の飾りは年末。お歳暮に使う果物も、届ける時期がおおよそ決まっています。まずは売り場の顔ぶれと、前後の月との違いを押さえておきましょう。

明るい冬の果物売り場の棚に、箱入りのみかん、パック入りのいちご、赤いりんご、黄色いゆずが並んでいる様子。柔らかい自然光で、手前にかごが見える構図

12月に食べ頃を迎える果物 早見表

12月の売り場に並ぶ主な果物を、12月の位置づけと使う場面で並べると次のようになります。

果物12月の位置づけ主な使う場面
温州みかん(中生・普通)出荷の最盛期家庭用の箱買い・鏡餅の飾り
いちごハウスものの数がそろうクリスマスのケーキ・デザート
りんご(ふじ)蜜入りが出回るお歳暮・家庭用
ル レクチエ出荷のピークお歳暮・特別なデザート
ゆず冬至の主役ゆず湯・料理の香りづけ
ぽんかん12月中旬から出回る家庭用・手みやげ
干し柿(市田柿)出荷の最盛期お茶請け・正月
キウイフルーツ(国産)12月下旬から出始め家庭用・デザート

8種のうち、ゆず・いちご・ル レクチエは、使う日や出回る期間がはっきりしています。買う日を決めて動くと選びやすい果物です。反対に、みかん・りんご・干し柿は日持ちするので、年末に向けて少しずつ食べ進められます。国産レモンも12月が出荷のピークですが、使い方が11月と変わらないため8選から外しました。

11月・1月との違い|「仕分ける」から「行事の日付で選ぶ」へ

11月の果物売り場は、早生みかんや富有柿のようにすぐ食べる果物と、ラ・フランスやりんごのように置いてから食べる果物を仕分ける月でした。

12月は、そこに行事という締め切りが加わります。同じいちごでも、クリスマスに使うなら買う日は23日前後に絞られます。年が明けて1月になると、ぽんかんや伊予柑など柑橘の種類がさらに増える一方、贈答の需要は落ち着き、家で食べる果物が中心に戻ります。

時期売り場の主役買い方の基準
11月早生みかん・りんご晩生種・富有柿・ゆずすぐ食べる/置いて食べるで仕分ける
12月(本記事)中生・普通みかん・いちご・ル レクチエ・ゆず行事の日付から逆算して選ぶ
1月普通みかん・ぽんかん・伊予柑・いちご家で食べる柑橘を食べ比べる

11月にどんな果物が主役だったかは、前月の記事にまとめています。品種がどう入れ替わってきたかを知っておくと、12月の売り場も見通しやすくなります。

12月が旬の果物8選|特徴と選び方

ここからは、12月の売り場に実際に並ぶ果物を8つ取り上げます。選んだ基準は、12月に出回りの中心がくるか、12月ならではの使い道があるかの2点です。それぞれ、12月ならではの中身と、店頭で見るポイントをセットで紹介します。

みかん・りんご・ゆず・いちごは11月にも登場しましたが、12月は品種や出回り方が変わるため、見るべき点も変わります。8つのうち3つが柑橘なのも、冬の本番を迎える12月らしい顔ぶれです。

温州みかん(中生・普通)|出荷の最盛期。箱買いは中身を見て選ぶ

温州みかんは、収穫の時期によって極早生・早生・中生(なかて)・普通と呼び分けられます。11月の主役だった早生に代わり、12月は中生・普通が増えていきます(区分の時期は産地によって前後します)。普通温州は12月に収穫される品種群で、甘みと酸味がともに乗った、コクのある味が持ち味です。皮はやや厚めで日持ちするものが多く、貯蔵してから年明けに出荷する産地もあります。

選ぶときは、皮のきめが細かく色が濃いもの、ヘタの軸が細いもの、手に持ってずっしりと重みを感じるものが目安です。箱で買うときは、上の段だけで判断しないでください。箱の側面のすき間から下の段ものぞき、つぶれた実や白・青緑のカビがないかを確かめましょう。

いちご|クリスマスに向けて数がそろう。品種で選ぶ

いちごは、露地栽培なら春の果物です。ただし、ハウス栽培の促成ものが12月から本格的に出回ります。11月下旬はまだ走りでしたが、12月に入ると栃木県産・福岡県産などの入荷が増え、品種もそろってきます。とちおとめ・とちあいか・あまおう・紅ほっぺなど、売り場で品種名を見比べて選べるようになるのは12月からです。

いちごは収穫したあとに追熟しないので、ヘタのきわまで赤く色づき、表面にツヤがあるものを選びます。ヘタが緑色で、ぴんと反り返っているのが新しさの目安です。パックの底に汁がにじんでいるものは、下の粒がつぶれているので避けましょう。クリスマス用なら、ケーキの上に飾る分は粒のそろった大きめ、生地に挟む分は小粒で十分です。

りんご(ふじ)|蜜入りの最盛期。贈答用の見方

ふじは11月から収穫が始まる晩生種で、12月は収穫したてのふじが店頭にいちばん多く並ぶ時期です。蜜入りのりんごが出回るのもこの時期です。蜜は、果肉のすき間にソルビトールという糖アルコールがたまったものです。蜜そのものが特別に甘いわけではありませんが、よく熟した目安になります。蜜は貯蔵しているうちに果肉へ吸収されて少なくなるため、蜜入りを楽しむなら12月から年明けまでが狙い目です。

売り場で「サンふじ」と書かれているのは、実に袋をかけずに日光を当てて育てたふじのことです。お歳暮で贈るなら、品種・産地・等級のほか、玉数(1箱に何個入りか)も確かめましょう。同じ5kg箱なら、玉数が少ないほど1個が大きくなります。

ル レクチエ|新潟の冬の洋なし。出荷のピークはお歳暮の時期

ル レクチエは、新潟県が主な産地の西洋なしです。10月下旬ごろに収穫したあと、40日ほどかけて追熟させてから出荷されます。出回るのは11月下旬から年末ごろまでと短く、お歳暮の需要が集まる12月上旬〜中旬が出荷のピークです。

追熟が進むと、緑色だった皮が全体に黄色くなり、甘い香りが強くなります。食べ頃の目安は、皮が黄色に変わり、軸のまわりを指で軽く押してやわらかさを感じるころです。店頭や通販では追熟を済ませた状態で並ぶことが多いものの、届いたものがまだ硬く緑が残る場合もあります。そのときは常温に置き、毎日色と香りを確かめてください。食べ頃を過ぎると果肉が茶色く崩れるので、黄色くなったら早めに食べきりましょう。

ゆず|冬至のゆず湯の主役(2026年は12月22日)

12月のゆずは、冬至のゆず湯に欠かせません。2026年の冬至は12月22日(火)です。冬至は一年で昼がいちばん短い日で、この日にゆず湯に入る習わしは今も家庭や銭湯で続いています。由来には、「冬至」を「湯治」に、「柚子」を「融通」にかけた語呂合わせとする説などがあります。

冬至の直前はゆずの需要が集中し、売り場から消えることもあります。ゆずは冷蔵なら2週間ほど持つので、冬至の1週間前を目安に早めに買っておくと安心です。選ぶときは、皮の黄色が濃く張りがあり、傷の少ないものを。ゆず湯では、切ったゆずは香りが強く出る一方、肌にぴりぴりとした刺激を感じることがあります。肌の弱い人や小さな子どもがいる家庭では、丸ごと浮かべるか、ガーゼなどの袋に入れて使いましょう。

ぽんかん|12月中旬から出回る、香りが強くむきやすい柑橘

ぽんかんは、インド原産とされる柑橘です。日本では愛媛県や鹿児島県などが主な産地で、早いものは12月中旬から出回り、年明けの1〜2月にかけてが出荷の中心になります。

ぽんかんの持ち味は、甘く華やかな香りと、皮が実から浮きやすく手でむきやすいことです。みかんより大ぶりで、果肉はやわらかく、酸味は控えめなものが多くなります。種が入っていることがあるので、小さな子どもに出すときは房を割って確かめると安心です。選ぶときは、皮に張りがあり、持ったときに大きさのわりに重いものを。皮だけがぶかぶかに浮いて軽いものは、果肉がしぼんでいることがあります。

干し柿(市田柿)|12月が出荷の最盛期。正月の串柿も

11月に渋柿を干して作る干し柿は、12月に食べ頃と出荷の最盛期を迎えます。長野県南部で作られる市田柿は12月が出荷の最盛期で、12月1日は「市田柿の日」とされています。表面の白い粉は、柿の糖分が表に出て結晶になったものです。カビではないので、そのまま食べられます。

白い粉とカビを見分けるには、付き方を見ます。糖の粉は表面全体にうっすら均一に付きます。カビは綿のようにふわふわと盛り上がっていたり、緑や黒の点になっていたりします。また、関西では鏡餅の上に串柿を飾る地域があります。和歌山県かつらぎ町の四郷地区は串柿の産地として知られ、年末に向けて出荷されます。

キウイフルーツ(国産)|12月下旬から。追熟済みかを確かめる

国内で売られるキウイフルーツの多くはニュージーランド産ですが、12月下旬からは国産が出回りはじめます。主な産地は愛媛県・福岡県・和歌山県です。キウイは木の上では熟さないため、硬いうちに収穫して低温で貯蔵し、出荷の前に追熟させます。国産の入荷は2〜3月にピークを迎えるので、12月はちょうど出始めにあたります。

店頭のキウイには、追熟が済んだものと、これから熟すものが混ざっています。手のひらで包むように軽く押して、耳たぶくらいのやわらかさなら食べ頃です。指先で強く押すと傷むので、全体をそっと包むのがコツです。

硬いキウイは、りんごと一緒にポリ袋に入れて常温に置くと追熟が進みます。りんごから出るエチレンという植物ホルモンが、熟すのを促すためです。様子を見ながら、やわらかくなったものから冷蔵庫へ移しましょう。

行事と贈答で選ぶ12月の果物

12月の果物選びは、行事の日付から逆算するのがコツです。主な行事と果物の関係をまとめると、次のとおりです。

時期(2026年)行事主な果物買う目安
12月上旬〜20日ごろお歳暮りんご・ル レクチエ・みかん・干し柿届けたい日の1〜2週間前に手配
12月22日(火)冬至ゆず1週間前〜前日
12月24〜25日クリスマスいちご・キウイ・みかん使う前日〜当日
12月28日ごろ鏡餅を飾る橙(またはみかん)・串柿飾る数日前まで
年末帰省・年始のあいさつりんご・みかん・干し柿出発の前日まで

お歳暮の時期は地域によって前後するため、表は目安として見てください。ここからは、クリスマス、お歳暮と帰省の手みやげ、鏡餅の3つの場面に分けて、何をどう選ぶかを見ていきます。

クリスマスのケーキ・デザート用(いつ買うか・どう扱うか)

クリスマスのケーキやデザートに使うなら、いちごは使う前日か当日に買うのが基本です。冷蔵でも2〜3日で傷みはじめるうえ、直前は需要が集中して品薄になりやすいからです。確実に手に入れたいときは、予約できる店を探すか、前日に買って冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。量は、ケーキの大きさと飾り方によって変わります。直径15cmほどの手作りケーキなら、挟む分と飾る分で1〜2パックを見込んでおくと安心です。

扱うときは、ヘタを付けたまま洗い、キッチンペーパーで水気をよく拭いてからヘタを取ります。ヘタを先に取ると、切り口から水が入って水っぽくなるためです。いちご以外では、断面の色がきれいなキウイ、房を分けるだけで使えるみかんもデザート向きです。

お歳暮・帰省の手みやげにする果物

贈る果物は、日持ちと相手の家族の人数で選びます。りんごやみかんの箱は日持ちし、家族の多い家に向きます。ル レクチエは見た目も味も特別感があるぶん、食べ頃の管理が必要です。食べ頃の見分け方をひと言添えると親切です。干し柿は少人数の家でも食べきりやすく、常温で持ち運べるので帰省の手みやげにも使えます。いちごは日持ちしないので、手渡しできる日に限りましょう。

お歳暮として送るときは、相手が家にいる日を確かめて配達日を指定します。年末は留守にする家も多く、受け取りが遅れると果物は傷みます。帰省の手みやげなら、箱ごとより、相手が食べきれる量を選ぶ心配りも大切です。

明るい和室の床の間に、白い鏡餅の上に橙をのせ、その横に串柿と、かごに入ったみかんを置いた年末の飾り付けの様子。柔らかい自然光

鏡餅・お供えに使う果物(橙・串柿・みかん)

鏡餅の上には、橙(だいだい)をのせるのが本来の形です。橙は実が木から落ちにくく、何年も枝についたまま育つことから、「代々」家が続くようにという願いが込められています。ただし、橙は一般の売り場では手に入りにくいため、温州みかんで代用する家庭も少なくありません。

鏡餅を飾るのは、末広がりの「八」がつく12月28日が一般的です。29日は「九」が「苦」に通じるとして避け、31日は「一夜飾り」として避ける習わしがあります。飾り用のみかんは、暖房の効いた部屋に半月ほど置くことになります。家で食べる分とは分け、皮に傷がなく小ぶりで形の整ったものを選びましょう。

12月の旬の果物の保存方法

12月の保存で気をつけたいのは、暖房です。「常温」は、暖房のない玄関や廊下など、15℃以下の涼しい場所を指すと考えてください。暖房の効いたリビングに置いたみかんやりんごは、思ったより早く傷みます。

また、12月は年末年始に家を空けたり、行事に合わせて買いだめたりと、保存の期間が読みにくい月でもあります。ここでは、果物ごとの保存日数の目安、箱買いしたみかんの扱い方、年末年始の留守の前にしておくことの3つに分けて整理します。

常温・冷蔵・冷凍の使い分け(日数の目安)

8種の果物の保存日数の目安をまとめました。商品に表示がある場合は、そちらを優先してください。冷蔵はポリ袋などに入れて乾燥を防ぎ、野菜室に入れるのが基本です。

果物常温(涼しい場所)冷蔵冷凍
温州みかん1〜2週間2〜3週間丸ごと約1か月
いちご不向き2〜3日ヘタを取って約1か月
りんご1〜2週間1〜2か月加熱してから約1か月
ル レクチエ追熟中のみ食べ頃から2〜3日不向き(コンポートにして冷凍)
ゆず約1週間約2週間皮と果汁を分けて約1か月
ぽんかん1〜2週間約2週間房に分けて約1か月
干し柿表示に従う開封後1〜2週間約1か月
キウイ(国産)追熟中のみ熟してから約1週間皮をむいて約1か月

りんごはエチレンを多く出すため、冷蔵するときは1個ずつポリ袋に入れて口を閉じます。ほかの果物や野菜の熟すのが早まるのを防げます。生の柿が残っている場合は、冷凍保存の方法をまとめた記事も参考にしてください。

みかんの箱買いを最後まで傷ませない

箱で買ったみかんが傷むのは、たいてい箱の下のほうからです。上の重みでつぶれた実や、ひとつのカビが周りに広がることが原因です。届いたらその日のうちに箱を開け、いったん全部取り出して点検しましょう。

箱買いしたみかんの扱い方
  • 届いた日に全部出し、つぶれた実・カビた実を取り除く
  • 箱の底に新聞紙を敷き、ヘタを下にして重ならないように並べ直す
  • ふたを開けたまま、暖房のない涼しい場所に置く
  • 週に1〜2回、柔らかくなった実がないか点検し、先に食べる

カビた実を見つけたら、すぐに取り除き、触れていた実も表面を拭いて先に食べるようにします。食べきれないと感じたら、早めに冷凍みかんにしておくのもひとつの方法です。

年末年始の帰省・留守の前にしておくこと

年末年始に数日から1週間ほど家を空けるなら、出発前に果物を3つに仕分けます。日持ちしないもの、冷蔵庫に移せば持つもの、そのまま置いておけるものです。いちごや食べ頃を迎えたル レクチエ、熟したキウイは、留守の間に傷みます。出発までに食べきるか、冷凍しておきましょう。

みかんとりんごは、箱から出して傷んだものを除いてから、涼しい場所に戻すか冷蔵庫へ移します。暖房が止まると室温が下がるので、留守の間はむしろ保存しやすくなります。ただし、寒冷地で暖房のない部屋に置くと、果物が凍ることがあります。凍ったみかんは解けると水っぽくなるため、冷えこむ地域では冷蔵庫に入れておくほうが安全です。

おいしい食べ方・簡単アレンジ

12月の果物は、加熱しなくても、切って組み合わせるだけで行事向けのひと皿になります。いちごの赤、キウイの緑、みかんの橙は、並べるだけでクリスマスらしい色合いです。ここでは、クリスマスに使えるデザートと、冬至から正月までゆずを使い回す方法を紹介します。いちごやキウイは切ると水分が出やすいので、盛り付けは食べる直前に。ゆずは皮・果汁・実で使い道が分かれるため、使う順番を決めておくと1袋を無駄なく使えます。

明るいダイニングテーブルに、いちごとキウイの断面が見えるフルーツサンドと、みかんとヨーグルトのグラスデザートが並んでいる様子。白い皿と木のトレー、柔らかい自然光

いちご・みかんでクリスマスのデザート

ケーキを焼かなくても、旬の果物でクリスマスらしいデザートは作れます。手軽なのはフルーツサンドです。食パンに泡立てた生クリームを塗り、いちごとキウイを並べて挟みます。ラップで包んで冷蔵庫で30分ほど休ませると、切ったときに断面がきれいに出ます。いちごは縦に並べ、切る線を決めてから置くのがコツです。

もっと手軽にするなら、グラスにヨーグルトとみかんの房、いちごを交互に重ねるだけのパフェもおすすめです。ル レクチエが手に入ったら、薄切りにして生ハムやチーズと合わせると、大人向けのひと皿になります。

冬至から正月まで、ゆず1袋を使い回す

ゆずは1袋に3〜5個入っていることが多く、ゆず湯だけでは使い道が偏ります。おすすめは、料理に使う分を先に取り分け、残りをゆず湯に回す順番です。まず皮を薄くむいて刻み、小分けにして冷凍します。次に果汁を搾って、ぽん酢やドレッシングに使います。皮と果汁を取ったあとの実は、ガーゼの袋に入れてゆず湯に浮かべれば無駄がありません。

冷凍した皮は、凍ったまま使えます。年末の鍋料理の薬味にしたり、年明けのお雑煮の吸い口にしたりと、正月まで香りを楽しめます。

12月の食卓では、旬の野菜や魚も年末に向けて顔ぶれが変わります。鍋やおせちの献立を考えるときは、あわせて参考にしてください。

12月の旬の果物に関するよくある質問

12月のいちごは、旬の果物と言えるのですか?

露地栽培のいちごの旬は春ですが、店頭に並ぶいちごの多くはハウスで育てる促成栽培のものです。促成栽培のいちごは12月から本格的に出回り、冬から春にかけてが出荷の中心になります。

ル レクチエとラ・フランスは何が違いますか?

どちらも西洋なしですが、産地と時期、熟したときの見た目が違います。ラ・フランスは山形県が主な産地で、11月ごろに食べ頃のピークを迎えます。熟しても皮は緑がかったままです。ル レクチエは新潟県が主な産地で、出荷は12月が中心。熟すと皮が黄色くなるので、色で食べ頃がわかります。

冷凍みかんは家でも作れますか?

作れます。みかんを洗って水気を拭き、皮ごとポリ袋に入れて冷凍します。凍ったら一度取り出して表面に水をくぐらせ、もう一度冷凍すると、薄い氷の膜ができて乾燥を防げます。食べるときは、常温で10〜20分ほど置いて半解凍にすると、シャーベットのような食感になります。

ゆず湯に使ったゆずは食べられますか?

食べるのはおすすめしません。お湯に長くつかったゆずは香りも抜け、衛生面でも食用に向きません。料理に使いたい場合は、ゆず湯に入れる前に皮や果汁を取り分けておきましょう。使い終わったゆずは、その日のうちに処分します。

まとめ|12月は行事の日付から逆算して果物を選ぶ

12月は、果物の旬と行事の日付が重なる月です。使う日が決まっている果物は、その日から逆算して買う日を決めれば、品切れや食べ頃のずれを防げます。

  • みかんは中生・普通へ切り替わり、出荷の最盛期。箱買いは届いた日に全部出して点検する
  • いちごはハウスものの数がそろう。クリスマス用は前日か当日に買う
  • ゆずは冬至(2026年12月22日)の1週間前を目安に早めに買い、料理用を取り分けてからゆず湯へ
  • ル レクチエ・りんご・干し柿は贈答向き。相手の在宅日と日持ちで選ぶ
  • 「常温」は暖房のない涼しい場所。年末年始の留守の前に果物を仕分ける

12月は、贈る果物・飾る果物・家で食べる果物を分けて考えると、売り場で迷わなくなります。年が明けると、ぽんかんや伊予柑など柑橘の種類がさらに増えていきます。

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