溶けにくいアイスの市販品|種類・選び方と持ち運びのコツ

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暑い日に子どもの習い事や行楽、職場への差し入れでアイスを持ち運びたいとき、「途中で溶けてしまわないかな」と心配になりますよね。じつは市販のアイスにも、構造や材料の工夫で比較的溶けにくいタイプがあります。

この記事では、市販で手に入る溶けにくいアイスの種類と特徴、なぜ溶けにくいのかという仕組み、そして持ち運びをラクにするコツまでをまとめました。買う前のちょっとした判断材料として役立ててください。

「溶けない魔法のアイス」を探すより、「溶けにくいタイプを選んで上手に持ち運ぶ」のが、市販品で失敗しないいちばんの近道です。

目次

溶けにくいアイスとは?市販品で選ぶときの基本

まず押さえておきたいのは、市販のアイスには「まったく溶けないもの」は基本的にないということです。スーパーやコンビニで買えるのは、あくまで溶けるスピードが遅い「溶けにくいタイプ」です。ここを理解しておくと、商品選びで迷いにくくなります。

「溶けない」と「溶けにくい」の違い

テレビやネットで話題になる「溶けないアイス」は、寒天や特殊な素材を使った専門メーカーの商品が中心です。常温に置いても形が崩れにくいよう作られていますが、一般的なスーパーやコンビニにはあまり並びません。

一方、私たちが普段の売り場で出会えるのは「溶けにくいタイプ」です。同じ気温でも溶け出すまでの時間に差があり、その差が差し入れや持ち運びのときに効いてきます。

「絶対に溶けないアイス」を近所のスーパーで探すと、なかなか見つからなくて困っちゃうんですよね。

市販で手に入る溶けにくいアイスのタイプ

市販品で比較的溶けにくいとされるのは、おもに次の3タイプです。詳しい特徴は次の章で順番に見ていきます。

  • モナカ・最中タイプ(外側の皮がアイスを包む)
  • 高脂肪・濃厚タイプ(乳脂肪分が多い)
  • 寒天・葛・ようかん系などの和素材タイプ

溶けにくい市販アイスの種類と特徴

溶けにくさは「形」と「材料」で決まります。ここでは売り場でよく見かける3タイプを、それぞれの特徴とあわせて紹介します。持ち運ぶ場面や好みに合わせて選んでみてください。

モナカアイス・高脂肪アイス・和素材アイスを並べた明るい売り場のイメージ写真

モナカ・最中タイプ(皮がガード)

モナカタイプは、外側のサクサクした皮(ウエハース)がアイスを包み込む構造です。皮が溶けたアイスをある程度せき止めてくれるため、手が汚れにくく、持ち運びにも向いています。

定番の味が多く、子どもから大人まで好まれやすいのも魅力です。差し入れで配るときも、個包装のものを選べば手渡しやすくなります。

高脂肪・濃厚タイプ(乳脂肪が多い)

乳脂肪分が多い濃厚なアイスクリームは、口どけがよい一方で、形そのものは比較的くずれにくい傾向があります。脂肪が水分を抱え込み、溶けてもダラっと流れ落ちにくいためです。

パッケージの種類別表示で「アイスクリーム」と書かれているものは乳固形分・乳脂肪分が高めの区分です。濃厚な味わいを求める人にも向いています。

種類別表示のミニ知識

アイスは乳成分の量で「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷菓」に分かれます。一般に乳脂肪が多い「アイスクリーム」区分ほど、口どけは濃厚で形もくずれにくい傾向があります。

寒天・葛・ようかん系(和素材タイプ)

寒天や葛粉、ようかんを使った和素材系のアイスは、もっとも溶けにくいグループです。寒天や葛のデンプンが水分を固める働きをするため、室温に置いても流れ出しにくく、もっちりした独特の食感が残ります。

こうしたタイプは専門メーカーの商品が中心で、スーパーやコンビニの常設棚では見つけにくいのが実情です。大型スーパーの催事コーナーや道の駅、通販で扱われることが多いので、見かけたら試してみる価値があります。

「あずきバー」のような氷菓系は固くて溶けにくい印象がありますが、これは水分が多く凍らせて固めたタイプ。溶けるとシャリシャリの水分が出るので、持ち運びの判断は中身の素材で考えるのがおすすめです。

なぜ溶けにくい?仕組みをやさしく解説

溶けにくさの正体は、おもに「脂肪・乳化剤・安定剤の働き」と「アイスに含まれる空気の量」の2つです。むずかしい話ではないので、ポイントだけ押さえておきましょう。仕組みを知ると、パッケージを見るだけでなんとなく溶けやすさが想像できるようになります。

脂肪・乳化剤・安定剤の役割

アイスの中では、脂肪・乳化剤・安定剤が水分をしっかり抱え込んでいます。これらが多いほど、溶けても水っぽく流れ落ちにくくなります。

とくに乳脂肪が多い濃厚なアイスや、安定剤で水分を固定したアイスは、形がくずれにくい傾向があります。反対に、砂糖が多く水分中心のシャーベットやかき氷系は、溶けると一気に液体になりやすいタイプです。

空気の含有量(オーバーラン)も関係

アイスには製造時に空気が混ぜ込まれていて、その割合を「オーバーラン」と呼びます。空気が多くてふんわりしたアイスは、口あたりが軽い反面、溶けるのも速い傾向があります。

ぎゅっと詰まった密度の高いアイスは、見た目もずっしりしていて溶けにくめです。手に取ったときの「ずっしり感」も、ひとつの目安になります。

同じ大きさなのに重く感じるアイスは、中身が詰まっていて溶けにくいサインなんですね。

差し入れ・持ち運びで溶けにくくするコツ

どんなに溶けにくいタイプを選んでも、夏の屋外ではいずれ溶けます。そこで大切なのが持ち運びの工夫です。アイスそのものの選び方に「運び方のコツ」を組み合わせれば、目的地までしっかり形を保てます。

保冷バッグ+保冷剤の使い方

基本は保冷バッグと保冷剤の組み合わせです。保冷剤はアイスの上側に置くと効果的とされます。冷たい空気は下に向かって流れるため、上から冷やすと全体が冷えやすくなるからです。

持ち運ぶ手順は次のとおりです。

STEP
保冷バッグを用意する

アイスのサイズに合った保冷バッグを選びます。すき間が大きいと冷気が逃げやすいので、ちょうど入る大きさが理想です。

STEP
保冷剤でアイスをはさむ

アイスの上と下に保冷剤を置き、はさむように入れます。とくに上側に置くと冷気が全体に回りやすくなります。

STEP
すき間を埋める

新聞紙やタオルですき間を埋めると、保冷効果が長持ちします。バッグの口はしっかり閉じましょう。

凍らせ方・買うタイミングの工夫

買うタイミングも大切です。アイスは買い物の最後にカゴへ入れ、会計後すぐに保冷バッグへ移しましょう。レジ前で長く待つほど溶けやすくなります。

差し入れ先まで時間がかかる場合は、よく凍ったカチカチの状態のものを選ぶのがコツです。また、保冷剤は前日からしっかり凍らせておくと、当日の保冷力が変わってきます。

「溶けにくいタイプを選ぶ」「上側に保冷剤」「買うのは最後&会計後すぐ保冷バッグへ」。この3つを押さえれば、夏の差し入れもぐっと安心です。

よくある質問

完全に溶けない市販アイスはスーパーで買えますか?

一般的なスーパーやコンビニの常設棚では見つけにくいのが実情です。寒天や葛を使った「溶けにくいアイス」は専門メーカーの商品が中心で、大型スーパーの催事コーナーや道の駅、通販で扱われることが多くなっています。

モナカアイスはなぜ溶けにくいのですか?

外側の皮(ウエハース)がアイスを包み込み、溶けたアイスをある程度せき止めてくれるためです。手も汚れにくいので、持ち運びや差し入れに向いています。

かき氷やシャーベットは溶けにくいですか?

水分が中心の氷菓は凍っているときは固いものの、溶けると一気に液体になりやすいタイプです。持ち運びには、乳脂肪が多い濃厚なアイスやモナカタイプのほうが向いています。

まとめ

市販で溶けにくいアイスを選ぶなら、「モナカ・最中タイプ」「高脂肪の濃厚タイプ」「寒天や葛などの和素材タイプ」の3つが目安になります。溶けにくさは、脂肪や安定剤が水分を抱え込む働きと、アイスに含まれる空気の量で決まります。

そして商品選び以上に効くのが持ち運びの工夫です。保冷バッグと保冷剤を使い、保冷剤は上側に。買うのは最後、会計後すぐに保冷バッグへ移す。この基本を押さえれば、暑い日の差し入れも安心して楽しめます。

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