初夏から夏にかけて出回る赤しそ。せっかくなら、自家製のしそジュースに挑戦してみませんか。鮮やかなルビー色のジュースは、見た目にも涼やかで夏の手仕事にぴったりです。
この記事では、しそジュースの基本の分量と作り方を、初めての方にもわかりやすく解説します。クエン酸がないときの代用方法や、青しそ(大葉)で作れるかどうか、保存のコツまでまとめました。
しそジュースの作り方|基本の材料と分量
しそジュースは、赤しその葉・水・砂糖・クエン酸の4つで作れます。まずは2リットル分の基本の分量を押さえておきましょう。難しい計量はなく、覚えてしまえば毎年同じ配合で作れます。
赤しそジュースの黄金比(2L分の目安)
家庭で作りやすい、赤しそジュース(2リットル分)の基本の配合は次のとおりです。砂糖の量には幅がありますが、長く保存したい場合は多めにするのが安心です。
| 材料 | 分量(2L分) |
|---|---|
| 赤しその葉(正味) | 約300g |
| 水 | 2L(2000ml) |
| 砂糖 | 500g〜1kg(好みで調整) |
| クエン酸 | 約25g |
赤しその「正味300g」とは、茎を取り除いた葉だけの重さです。スーパーでは枝つきの束で売られていることが多いので、葉をむしったあとに計量しましょう。
すぐに飲みきるなら500g程度でさっぱりと。秋や冬まで長期保存したい場合は、水1Lあたり砂糖250g以上を目安にすると、カビが出にくくなります。
用意する道具
特別な器具は必要ありません。家庭にある調理道具でそろいます。
- 大きめの鍋(3L以上入るもの)
- ザル・ボウル
- 菜箸やお玉、ヘラ
- 保存用の清潔な瓶やペットボトル
しそジュースの作り方【手順を解説】
作り方はとてもシンプルで、煮出して、こして、味をととのえるだけです。火を使う時間も短く、全体で30分ほどあれば完成します。順番に見ていきましょう。

赤しその葉を茎から外し、たっぷりの水でやさしく洗います。土やほこりを落としたら、ザルにあげて水気をきっておきましょう。
鍋に分量の水を入れて沸かし、弱火にしてから赤しそを加えます。葉を軽く押さえながら3分ほど煮ると、葉の色が抜けて緑っぽくなります。ここでザルにあげ、ヘラで押して煮汁をしっかり絞りましょう。
こした煮汁を鍋に戻して弱火にかけ、砂糖を加えて溶かします。火を止めてからクエン酸を入れると、煮汁がパッと鮮やかな赤色に変わります。よく混ぜたら完成です。
クエン酸を入れた瞬間に色が変わるのが、しそジュース作りのいちばんの見どころです。緑がかっていた液体が一気にルビー色になるので、お子さんと一緒に楽しむのもおすすめです。

色が変わる瞬間は本当にきれい!手作りならではのお楽しみです。
クエン酸なしで作る方法(酢・りんご酢で代用)
クエン酸が手元にないときは、酢やりんご酢で代用できます。酸味で色を引き出し、保存性を高める役割はクエン酸と同じなので、家にある酢で気軽に作れます。
代用するときの分量
クエン酸25gの代わりに、酢を使う場合の目安は次のとおりです。砂糖は酸味とのバランスを見て調整してください。
| 使うもの | 分量の目安(2L分) |
|---|---|
| クエン酸 | 約25g |
| りんご酢 | 150〜200ml |
| 米酢・穀物酢 | 150〜200ml |
仕上がりの違い
クエン酸はクセのないすっきりした酸味で、色も鮮やかに出ます。一方、りんご酢はほのかな果実の風味が加わり、まろやかな味わいになります。
米酢や穀物酢でも作れますが、酢特有の香りが少し残りやすいので、気になる方はりんご酢を選ぶとよいでしょう。どれを使っても、しそジュースとしておいしく仕上がります。
青しそ(大葉)でもしそジュースは作れる?
青しそ(大葉)でもしそジュースは作れますが、赤しそのような鮮やかな赤色にはなりません。青しそには赤い色素が含まれていないため、仕上がりは黄緑〜茶色っぽい色になります。
香りはしっかり出るので、色にこだわらなければ青しそでも十分楽しめます。ただし、見た目の鮮やかさやSNS映えを重視するなら、やはり赤しそがおすすめです。
赤しそが多く出回るのは6月から7月ごろです。梅干し作りの時期と重なるため、この時期を逃すと手に入りにくくなります。見かけたら早めに購入しましょう。
しそジュースの保存方法と日持ちの目安
しそジュースは、清潔な容器に入れて冷蔵保存するのが基本です。砂糖とクエン酸(酢)が入っているため比較的日持ちしますが、保存状態によって持ちは変わります。
冷蔵・冷凍で保存するコツ
保存方法ごとの日持ちの目安は次のとおりです。あくまで目安なので、味や見た目に異変を感じたら飲むのを控えてください。
| 保存方法 | 日持ちの目安 |
|---|---|
| 冷蔵 | 約1〜3か月 |
| 冷凍 | 約半年〜1年 |
長期保存したい場合は、製氷皿で凍らせて小分けにするのも便利です。飲みたい分だけ取り出して使えます。保存容器は、煮沸消毒してから使うとより安心です。
カビ・失敗を防ぐポイント
カビや傷みを防ぐには、いくつかのコツがあります。せっかく作ったジュースを長く楽しむために、押さえておきましょう。
- 容器は煮沸消毒し、しっかり乾かしてから使う
- 取り分けるときは清潔なスプーンやお玉を使う
- 長期保存するなら砂糖を多めにする
- 直射日光の当たらない涼しい場所か冷蔵庫で保管する


しそジュースのおいしい飲み方・割り方アレンジ
しそジュースは原液のままだと甘くて濃いので、好みの飲み物で割っていただきます。割り方を変えるだけで、さまざまな楽しみ方ができます。
定番は水割りですが、暑い日には炭酸水で割るとシュワっと爽やかに。原液1に対して、水や炭酸水を3〜4の割合で割るのが目安です。
- 水割り:いちばん基本。さっぱり飲みたいときに
- 炭酸割り:シュワっと爽快。夏の水分補給に
- 牛乳割り:とろりとヨーグルト風の味わいに変化
- かき氷シロップ:原液をそのままかけて
- ゼリー:ゼラチンで固めてひんやりデザートに
牛乳で割ると、クエン酸の酸味で軽くとろみがつき、ヨーグルトのような口当たりになります。意外な組み合わせですが、まろやかでおいしいので試してみてください。
しそジュースの作り方によくある質問
- しそジュースが渋い・えぐみが出るのはなぜ?
-
赤しそを長く煮すぎると、えぐみが出やすくなります。煮出す時間は3分前後を目安にし、煮詰めすぎないようにしましょう。
- 煮出したあとの葉は使える?
-
軽く絞って乾かし、塩やゆかりのようにふりかけに活用する方法もあります。捨てる前に試してみてください。
- 砂糖をはちみつに替えてもいい?
-
はちみつでも作れますが、独特の風味が加わります。なお、1歳未満の赤ちゃんにはちみつは与えないようにしてください。
- 子どもも飲める?
-
薄めれば飲めますが、原液は甘みが強いので、水や炭酸でしっかり割ってあげると安心です。
まとめ
しそジュースは、赤しそ・水・砂糖・クエン酸の4つがあれば、家庭で手軽に作れます。クエン酸がないときは酢やりんご酢で代用でき、青しそでも色は違うものの作ることができます。
ポイントは、煮出しすぎないことと、長期保存には砂糖を多めにすること。割り方を変えれば飲み飽きずに楽しめます。
基本は赤しそ300g・水2L・砂糖500g〜1kg・クエン酸25g。クエン酸なしなら酢150〜200mlで代用。保存は冷蔵1〜3か月、冷凍で半年〜1年が目安です。赤しその旬は6〜7月。見かけたらぜひ手作りに挑戦してみてください。








