春菊の栄養素と効能|苦味の抜き方・旬・保存の目安まで

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鍋物に欠かせない春菊ですが、独特の香りと苦味から「体によさそうだけれど、どう食べたらいいのかわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか。実は春菊は、βカロテンやカルシウムの量でほうれん草を上回る場面もある緑黄色野菜です。

この記事では、日本食品標準成分表をもとにした100gあたりの栄養素、ほうれん草・小松菜との比較、栄養を逃さない食べ方、そして多くの人がつまずく苦味の抜き方までを整理しました。結論から言えば、春菊は「短時間の加熱」と「油との組み合わせ」で持ち味を活かせます。旬や選び方、保存の目安もあわせて確認していきましょう。

目次

春菊の栄養素一覧|100gあたりの成分とカロリー

春菊は、低カロリーでありながらβカロテン・ビタミンK・カルシウムを多く含む緑黄色野菜です。特にβカロテンの量は野菜のなかでも上位に入ります。まずは数値で全体像をつかんでおきましょう。

表の数値の単位は可食部100gです。可食部とは根元の硬い部分を落とした、実際に口へ運ぶ部分を指します。売り場の1束はおおむね200g前後ですが、根元を数センチ切り落とすぶん、食べられる重さはそれより少なくなります。

春菊のカロリーは100gで約20kcal

春菊(葉・生)のエネルギーは100gあたり約20kcalです。1束はおよそ200gなので、まるごと1束食べても40kcal程度にとどまります。鍋やおひたしでかさが減っても、この軽さは変わりません。

実際に一度に食べる量は、鍋の具材なら50g前後、おひたし1人前なら60〜70gが目安です。量を食べても総エネルギーが増えにくいため、かさ増し役として使いやすい野菜だといえます。

主な栄養素はβカロテン・ビタミンK・カルシウム

春菊100gに含まれる主な成分は次のとおりです。数値は日本食品標準成分表2020年版(八訂)の「しゅんぎく 葉 生」の値によります。

成分100gあたり特徴
エネルギー約20kcal葉物野菜のなかでも低い部類
β-カロテン当量約4,500μg体内で必要量がビタミンAに変わる
ビタミンK約250μg野菜のなかでは多い部類
カルシウム約120mg葉物野菜としては高い水準
カリウム約460mg水にさらすと流れ出やすい
約1.7mg植物性の非ヘム鉄
葉酸約190μg加熱・水さらしで減りやすい
ビタミンC約19mg加熱に弱い
食物繊維総量約3.2g不溶性が中心

注目したいのはβカロテンの4,500μgという数字です。緑黄色野菜の定義はβカロテン当量600μg以上(一部例外あり)とされているため、春菊はその基準を大きく超えています。

ほうれん草・小松菜との栄養比較表

春菊の位置づけは、身近な葉物野菜と並べるとはっきりします。いずれも生・100gあたりの値です。

成分春菊ほうれん草小松菜
エネルギー約20kcal約18kcal約13kcal
β-カロテン当量約4,500μg約4,200μg約3,100μg
カルシウム約120mg約49mg約170mg
約1.7mg約2.0mg約2.8mg
ビタミンK約250μg約270μg約210μg
ビタミンC約19mg約35mg約39mg

βカロテンではほうれん草をわずかに上回り、カルシウムでは2倍以上の差をつけています。一方でビタミンCと鉄は小松菜のほうが多く、すべての成分で春菊が勝つわけではありません。

春菊はほうれん草と違ってアクの強いシュウ酸が少なめで、下ゆでなしでも扱いやすいという実用面の利点があります。生でサラダにできるのはこのためです。

春菊の栄養素に期待できるはたらき

ここでは、春菊に多く含まれる成分が体のなかでどんな役割を担うかを整理します。特定の病気を防いだり治したりするものではなく、あくまで栄養素としての一般的なはたらきとして読んでください。

春菊の成分は、含有量で目立つものと、量は控えめでも不足しやすいものに分かれます。前者はカルシウムやβカロテン、ビタミンKで、加熱してもおおむね残ります。後者にあたるのが鉄と葉酸で、水や熱の影響を受けやすい成分です。表に並ぶ数字の大小と、調理後に残るかどうかは別の話になります。

βカロテン|皮膚や粘膜の維持を助ける

βカロテンは体内で必要な分だけビタミンAに変換されます。ビタミンAは皮膚や粘膜、目の健康を維持するはたらきが知られている栄養素です。空気が乾燥する冬に春菊の旬が重なるのは、食卓の面でも都合がよい巡り合わせだといえます。

βカロテンは脂溶性で、油と一緒にとると吸収されやすくなります。おひたしだけでなく、ごま油で和えたりベーコンと炒めたりする食べ方が理にかなっています。

カルシウムとビタミンK|骨の材料と、その定着に関わる

春菊はカルシウムを100gあたり約120mg含み、葉物野菜としては多い部類に入ります。同時にビタミンKも約250μg含んでおり、この組み合わせが春菊の特徴です。

ビタミンKは骨に存在するたんぱく質の生成に関わり、カルシウムが骨に取り込まれる過程を支えます。材料と、その材料を扱う仕組みが同じ食材にそろっている点が、春菊を骨の話題で取り上げやすい理由です。

鉄・葉酸|不足しやすい人が知っておきたい成分

春菊には鉄が約1.7mg、葉酸が約190μg含まれます。野菜に含まれる鉄は非ヘム鉄と呼ばれ、肉や魚のヘム鉄に比べると吸収率は高くありません。ただしビタミンCを含む食品と組み合わせると吸収されやすくなることが知られています。

葉酸は水に溶けやすく加熱にも弱いため、ゆですぎると失われます。この点は後述する「栄養を逃さない食べ方」に直結します。

1食分に直すと数字は小さくなります。生の値から換算して、おひたし1人前の60〜70gなら鉄は約1.0〜1.2mg、葉酸は約110〜130μgです。鍋に肉や豆腐が入れば、同じ一皿のなかで補い合う形になります。

春菊の香り成分の正体

春菊のあの独特の香りは、α-ピネンやペリルアルデヒドといった精油成分によるものです。キク科の植物に共通する香りで、好みが分かれる理由でもあります。

この香り成分は揮発性で、加熱すると飛びやすい性質があります。香りが苦手な人は加熱調理を、香りを楽しみたい人は生や短時間の加熱を選ぶと、それぞれの好みに寄せられます。

香りを活かすか抑えるかで、合わせる調味料も変わります。ポン酢やごま油のように香りの軽いものを合わせると春菊の香りが前に出て、味噌やバター、すりごまのように香りの濃いものと合わせると後ろに下がります。

春菊の葉のアップ。緑が鮮やかで葉先の切れ込みがわかる構図

春菊の栄養を逃さない食べ方

春菊の栄養は、調理法によって残り方が大きく変わります。ポイントは「油と組み合わせる」「加熱は短く」「煮汁ごと食べる」の3つです。

残り方の差は、成分表のゆでた値にも表れています。「しゅんぎく 葉 ゆで」のビタミンKは100gあたり460μgで、生の250μgを下回っていません。脂溶性のビタミンKは湯に流れにくく、加熱しても数値が落ちない成分です。カリウムやビタミンCのような水溶性の成分は、これとは反対に湯のほうへ移ります。

βカロテンは油と一緒にとる

βカロテンは脂溶性のため、油を使う調理と相性がよい成分です。ごま油やオリーブオイルで和える、少量の油で炒める、揚げ物の付け合わせにするといった方法で吸収を助けられます。

油の量は多くなくてかまいません。和え物なら小さじ1程度でも十分です。豚肉やごまなど、脂質を含む食材と組み合わせるのも同じ効果が期待できます。

衣ごと揚げるかき揚げや天ぷらは、油と短時間の加熱が同時に成立する食べ方です。湯に触れないため、水溶性の成分が煮汁へ逃げることもありません。

サラダ春菊は生で、一般の春菊は加熱で

店頭には「サラダ春菊」として、葉が柔らかく苦味の穏やかな品種が並ぶことがあります。これは生食を前提に育てられたもので、洗ってちぎるだけでサラダに使えます。

一方、鍋用として売られている一般的な春菊は茎がしっかりしており、生ではやや硬く苦味も強めです。生で食べたい場合は、葉先だけを摘んで使うと食べやすくなります。

ビタミンCや葉酸は水溶性で加熱に弱いため、生で食べられる場面では生のほうが多く残ります。サラダ春菊が手に入ったときは、加熱せずに使うのがひとつの正解です。

茹で時間は短く|水溶性の成分は煮汁に流れる

おひたしにする場合、茹で時間は驚くほど短くて足ります。茎を先に入れて20〜30秒、葉を加えてさらに10秒ほど。合計1分以内が目安です。

茹でるときの手順

  • たっぷりの湯を沸かし、塩をひとつまみ入れる
  • 根元をそろえ、茎の部分だけを湯に入れて20〜30秒
  • 葉まで沈めて10秒ほどでざるに上げる
  • 冷水にさっとくぐらせ、すぐに引き上げて水気を絞る

冷水にさらす時間を長くすると、色は鮮やかに保てる反面、カリウムやビタミンCが流れ出ます。色止めが目的なら数秒で十分です。

鍋料理なら煮汁ごと食べられる

すき焼きや寄せ鍋は、栄養面から見ても理にかなった食べ方です。煮汁に溶け出したカリウムやビタミンCを、汁ごと口にできるためです。

ただし春菊を早い段階で入れると、煮込まれて香りが飛び、苦味だけが残りやすくなります。食べる直前に入れて、しんなりしたらすぐ取り出すのが、味と栄養の両面でおすすめの入れどきです。

鍋の種類によって、汁をどれだけ口にできるかは変わります。寄せ鍋やちり鍋は汁まで飲める味つけなので、締めの雑炊やうどんまで食べれば流れ出た分も回収できます。割り下の濃いすき焼きでは、春菊はさっとくぐらせて具として食べる形になります。

春菊の苦味・えぐみの正体と抑え方

春菊が苦手な理由の多くは、香りではなく苦味にあります。この苦味は調理でかなり抑えられるため、対処法を知っておくと食べられる範囲が広がります。

苦味と香りは舌の上で混ざって届くため、自分がどちらを嫌っているのかは案外つかみにくいものです。切り分けは単純で、加熱して香りが飛んだ状態でも食べにくければ苦味側、生のサラダなら食べられるなら香り側です。香り側の人は加熱するほど食べやすくなり、苦味側の人は加熱が長いほど食べにくくなります。

苦味の原因と、部位ごとの差

春菊の苦味には、ポリフェノール類などの成分が関わっています。同じ株でも部位によって差があり、一般に茎の下側や成長しすぎた葉ほど苦味が強くなります。

もうひとつ見落とされがちなのが加熱時間です。長く煮るほど苦味成分が溶け出し、料理全体に広がります。「鍋の春菊が苦い」と感じるとき、原因は春菊そのものより煮込みすぎにあることが少なくありません。

部位の差は、根元側の茎と葉先をかじり比べるとつかめます。根元側は繊維が硬く、噛むほど苦味が後に残ります。葉先は香りが先に立ち、苦味は軽く感じる程度です。

アク抜きは必要?判断の目安

春菊はほうれん草に比べてシュウ酸が少なく、下ゆで(アク抜き)は必須ではありません。おひたしとして茹でる工程がそのままアク抜きを兼ねるためです。

生で食べる場合も基本的に下処理は不要ですが、苦味が気になるときは切ってから冷水に5分ほどさらすと和らぎます。ただし長くさらすほど水溶性の成分は流れ出るため、時間は必要最小限にとどめてください。

下ゆでが役に立つ場面もあります。茎の太い株をごま和えや白和えにするときは、30秒ほど湯に通してから和えると、繊維の口残りが減って口当たりがそろいます。

苦手な人向けの下ごしらえと組み合わせ

苦味を感じにくくするには、下ごしらえと味の組み合わせの両面から手を打てます。

苦味をやわらげる工夫

  • 茎の下側3〜4cmを切り落とし、葉と穂先を中心に使う
  • 加熱時間を短くする(鍋なら最後に入れてすぐ食べる)
  • ごま油・マヨネーズ・すりごまなど油脂のあるものと合わせる
  • ベーコンやツナなど、うま味と塩気の強い食材と組み合わせる
  • 白和えのように豆腐でまろやかさを足す

油脂は苦味を包み込むように感じさせる働きがあります。「春菊が苦手」という人ほど、おひたしよりごま和えやサラダから試すと印象が変わりやすいものです。

春菊を食べるときの注意点

栄養価の高い野菜ですが、量や体調によっては気をつけたい面もあります。日常的に食べる範囲で知っておきたい点をまとめます。

一度に食べる量の見当は、1束を何人で分けるかで考えると早く付きます。1束200g前後を2〜3人で分ければ1人あたり70〜100gで、鍋でも和え物でもこのあたりが日常的な範囲です。加熱したものを翌日に回すと風味が落ち、苦味のほうが目立ってきます。おひたしや和え物は、当日中に食べ切れる量で作るのが現実的です。

食べ過ぎたときに起こりやすいこと

春菊は食物繊維を100gあたり約3.2g含みます。これは葉物野菜としては多めの水準で、一度に大量に食べるとお腹が張るように感じる場合があります。

とはいえ普通の食事で問題になる量ではありません。鍋やおひたしで1食50〜100g程度なら、心配しすぎる必要はないでしょう。気になる場合は加熱してかさを減らすと、胃腸への負担も軽くなります。

生のサラダはかさがあって量が入らず、加熱するとかさが減って口に入りやすくなります。たっぷり食べたい日は鍋やおひたし、軽く添える日はサラダと、料理のほうで量を決められます。

治療を受けている方が確認しておきたいこと

春菊はビタミンKを比較的多く含む野菜です。ビタミンKは血液が固まる仕組みに関わるため、この作用に影響する薬を服用中の方は、摂取量について指示を受けている場合があります。

相談するときは、食べる頻度と1回あたりの量をあわせて伝えると具体的な話になります。春菊なら「鍋で週に1回、1人前50gほど」といった形です。

服薬中の方や、カリウムの摂取量に指示がある方は、自己判断で量を決めず、主治医や薬剤師に確認してください。この記事は一般的な食品情報をまとめたもので、個別の指導に代わるものではありません。

生食に向く春菊・向かない春菊

春菊には葉の切れ込みが浅く肉厚な大葉種、切れ込みが深い中葉種などがあり、地域によって流通が異なります。関西では「菊菜」の名で大葉種が多く出回り、関東では中葉種が主流です。

生食に向くのは、葉が柔らかく茎が細い「サラダ春菊」として販売されているものです。茎が太くしっかりした鍋用の束を生で食べると、硬さと苦味が気になりやすくなります。売り場の表示を見て、生食用かどうかを確かめてから使い道を決めると失敗が減ります。

春菊の旬と選び方・保存方法

春菊は名前に反して冬が旬の野菜です。旬のものは香りが強く、栄養面でも味の面でも食べどきといえます。

春菊は1束単位で売られることがほとんどで、少量ずつ買うのが難しい野菜です。鍋なら1束をそのまま使い切れますが、和え物やサラダに使うぶんには半分ほど残ります。使い道の見当がつかないまま買うと、数日のうちに葉先から黒ずみ始めます。袋入りのものは、袋の内側に水滴が付いていると傷みが早く進みます。

春菊の旬は11〜3月|「春」の字がつく理由

春菊の出回り時期は11月から3月ごろがピークです。鍋物の需要と重なるため、冬の売り場でよく見かけます。

「春」の字がつくのは、春になると黄色い菊に似た花を咲かせることに由来します。花が咲くと葉が硬くなるため、食用として出回るのは花の前の時期にあたります。名前は春、食べごろは冬というわけです。

3月を過ぎると茎が伸びて花芽が上がり、葉は硬くなります。売り場から春菊が減っていくのはこのためで、初夏から秋にかけては見かける機会そのものが少なくなります。

新鮮な春菊の見分け方

売り場で選ぶときは、葉と茎の状態を見ます。

見る場所新鮮なもの避けたいもの
緑が濃く、切れ込みがはっきりしている黄ばみ、黒ずみ、しおれ
細めで白っぽく、まっすぐ太くて硬い、変色している
切り口みずみずしい乾いて茶色い
全体葉が密に付き、香りが立つ葉がまばら、間延びしている

茎が太すぎるものは成長が進んでおり、苦味が強く感じられることがあります。細めの茎で葉が密なものを選ぶと、味の面でも扱いやすくなります。

冷蔵・冷凍の保存目安

春菊は乾燥に弱く、常温では一日ももちません。買った日に使わない場合は、その日のうちに冷蔵か冷凍にしてください。

保存方法目安やり方
冷蔵(野菜室)3〜4日湿らせたキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて立てて置く
冷凍(生のまま)約1か月洗って水気を拭き、食べやすく切って保存袋へ
冷凍(下茹で後)約1か月さっと茹でて水気を絞り、小分けにして保存袋へ

立てて保存するのは、春菊が育っていたときの姿勢に近く、傷みにくいためです。横に寝かせると茎が起き上がろうとして余計な力を使い、しおれが早まります。

冷凍した春菊は解凍せず、凍ったまま鍋や味噌汁に入れられます。食感は生には及びませんが、汁ものなら気になりにくく、使い切れずに傷ませるより確実です。

旬の時期の野菜をまとめて知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

ほかの野菜の栄養素についても、同じ形式でまとめています。

春菊の栄養素に関するよくある質問

春菊は生で食べても大丈夫ですか?

問題ありません。特に「サラダ春菊」として売られている柔らかい品種は生食向けです。鍋用の一般的な春菊を生で使う場合は、茎を除いて葉先だけをちぎると食べやすくなります。

春菊とほうれん草では、どちらが栄養価が高いですか?

成分によって異なります。βカロテンとカルシウムは春菊が上回り、ビタミンCと鉄はほうれん草のほうが多く含まれます。どちらかに偏らせるより、使い分けるほうが現実的です。

春菊のアク抜きは必要ですか?

基本的に不要です。ほうれん草に比べてシュウ酸が少なく、おひたしにする際の短い加熱で十分です。苦味が気になるときだけ、切ってから冷水に5分ほどさらしてください。

春菊を茹でると栄養はどのくらい残りますか?

βカロテンやカルシウムは加熱に比較的強く残りますが、ビタミンCや葉酸、カリウムは水に流れ出ます。茹で時間を1分以内にとどめ、冷水にさらす時間を短くすると損失を抑えられます。

春菊の苦味が強いときは、どうすればいいですか?

茎の下側を切り落として葉を中心に使い、加熱時間を短くしてください。ごま油やすりごまなど油脂のあるものと合わせると、苦味を感じにくくなります。煮込みすぎが原因のことも多いため、鍋では最後に加えるのがおすすめです。

春菊はなぜ「春」なのに冬が旬なのですか?

春に菊に似た黄色い花を咲かせることが名前の由来だからです。花が咲くと葉が硬くなるため、食用として出回るのは花の前の11〜3月になります。

まとめ

春菊は100gあたり約20kcalと軽いながら、βカロテンを約4,500μg、カルシウムを約120mg含む緑黄色野菜です。βカロテンとカルシウムではほうれん草を上回り、冬の食卓で頼りになる存在といえます。

栄養を活かすコツは、油と組み合わせること、加熱を短くすること、鍋なら煮汁ごと食べることの3点です。苦味は茎の下側を落とし、加熱しすぎないだけでもかなり和らぎます。

  • 1束200gをまるごと食べても約40kcal
  • 小松菜と比べるとビタミンCと鉄は下回り、成分ごとに得手不得手がある
  • 茹でるなら茎20〜30秒、葉10秒で合計1分以内。冷水にさらすのは数秒
  • 生で食べるならサラダ春菊、鍋用の束は葉先だけを摘む

旬は11〜3月。細めの茎で葉が密なものを選び、湿らせたペーパーで包んで立てて冷蔵すれば3〜4日もちます。使い切れないぶんは冷凍して、凍ったまま鍋や味噌汁へ。

「香りが苦手」と敬遠していた方も、加熱時間と油の使い方を変えるだけで印象が変わることがあります。旬の時期にぜひ試してみてください。

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